『Apex Legends』チーター数名を上位ランクから追放したと開発者が報告。以前にBANされるも懲りずに2度目のBAN
Respawn Entertainmentにてセキュリティスタッフを担当するHideoutsことConor Ford氏は9月30日、PC版『Apex Legends』におけるチート利用者数名を追放したことを報告した。BANの対象となったチーターは、ランクマッチの上位にランクインしていたようだ。
現在シーズン10が開催中の『Apex Legends』では、先月9月28日よりスプリット2が開始。ランクマッチの舞台がワールズエッジからキングスキャニオンへと変わり、全プレイヤーのランク帯にソフトリセットが施された。そんな中、スプリット2開始早々、不正な手段を用いて高ランク帯に到達するプレイヤーもいたようだ。Conor Ford氏は昨日、自身のTwitterにて、ランクマッチのリーダーボード上位数名がチーターであることを報告した。
Ford氏によると、該当のチーター数名は、以前にもBAN処分を受けているという。しかしながら、懲りなかったのかふたたび不正なツールを用い、高ランク帯に到達していたようだ。彼らはリーダーボードのトップに居座っていたといい、おそらく上位750名のみが食い込める最高ランクであるプレデター帯にランクインしていたのだろう。その後Ford氏は、該当のチーター数名を追放したと報告。ランキングは更新され、順位は正確なものになったようだ。
今回のFord氏のチーター追放報告に対し、北米の強豪プロゲーマーチームTSM所属のTannerSlays氏も反応。Ford氏の対応に「Absolute legend.(真のレジェンド)」と、称賛の言葉をおくっている。なお、Ford氏がチーター 数名の存在を報告したのが日本時間9月30日の午前10時ごろ。そして、チーター数名を追放したとの報告は、同日の午後12時すぎに投稿されている。最初の報告から約2時間でチーター追放。かなり迅速な対応である。
『Apex Legends』においては、チーターと思わしきプレイヤーによる被害報告がSNSなどでたびたび上がっており、特にポイントの増減が関わるランクマッチでは大きな問題となっている。一方、最近では、新たに日本担当のチート対策スタッフ(Rin Matsuoka氏)が加入するなど、日本向けチート対策の強化が積極的に図られている面もある。現時点ではさまざまな課題が残る『Apex Legends』であるが、今回のFord氏の素早い対応を皮切りに、カジュアルマッチ/ランクマッチ双方において今後もフェアな環境が保たれることに期待したい。
『Apex Legends』シーズン10スプリット2は、11月2日まで実施予定。なお、サーバー問題によるスプリット1の延長に伴い、スプリット2の開催期間は短縮されている。
【UPDATE 2021/10/01 18:11】
チーターの人数についての記述を修正。あわせてタイトルも変更。