パブリッシャーのGamera Gameは9月30日、『Dyson Sphere Program』の売上本数が170万本を突破したと発表した。あわせて、同作の今後の展開についても告知している。
『Dyson Sphere Program』は、2021年1月に早期アクセス配信が開始された惑星開拓&自動化シムだ。対応プラットフォームはPC(Steam)。宇宙エンジニアである主人公の目的は、天体の丸ごとひとつを覆い、エネルギーを抽出する巨大構造体「ダイソンスフィア」を造りあげること。資源の豊富な惑星に降り立ち、木材や鉱石などを採取しよう。徐々に資源収集を自動化し、生産ラインを構築。風力タービンやソーラーパネルなどでエネルギーを供給し、やがては惑星全体を覆い尽くす工場を生み出すのだ。そしてゲームの舞台は銀河系へと進出する。いくつもの惑星に生産ラインを生み出し、銀河をまたにかけた巨大な輸送網を作るのだ。数千規模の輸送船を管理して星々をつなぎ、天体を覆いつくすダイソンスフィアを生み出そう。
『Dyson Sphere Program』は早期アクセス配信が開始されてから高い評価を獲得しており、Steamのストアページには4万4000件以上のレビューが寄せられている。そのうちポジティブな評価が97%を占め、ステータスは「圧倒的に好評」の状態だ。レビューとしては、工場自動化シムの先達『Factorio』と比較する声も多い。同作と比べて『Dyson Sphere Program』は比較的シンプルな構造で自動化を楽しめる点や、宇宙をまたにかけたダイナミックなスケールを評価するユーザーが多いようだ。
なお開発元のYouthcat Studioは9月30日、東京ゲームショウ2021に合わせて新トレイラーを公開。そのなかで、今後実装予定の戦闘システムについても告知されている。現在、戦闘システムは設計の初期段階にあり、「防衛、探査、拡張、征服」がテーマになるという。とくに、大勢の敵がプレイヤーの基地を襲撃しにくるようなイベントが想定されているようだ。プレイヤーはパワードスーツのイカロスを操り、敵の大群を倒す爽快感を味わうことができるという。
本作の戦闘要素としては、地上でのバトルよりも宇宙空間での戦いに重きがおかれるとのことだ。弱い敵から強敵までが存在し、宇宙空間における旅に不確定要素が追加されるという。ただしゲーム開始時には「敵の出現ON/OFF」や難易度設定などが調節できるため、純粋に開拓・自動化だけを楽しみたいプレイヤーも安心してよさそうだ。戦闘システム実装までにも多数のアップデートが予定されており、実績やマイルストーン、ダイソンスフィアの編集画面改良などがおこなわれるという。
『Dyson Sphere Program』はSteamにて、PC向けに早期アクセス配信中。10月5日までセールを実施しており、通常価格2050円のところ10%オフの1845円で入手できる。