地下鉄ホラーゲーム『Subway Midnight』発表。背後から迫り来る“存在”に捕まらないよう、幽霊だらけの車内で逃げ惑う
インディー開発者のBubby Darkstar氏は9月23日、ホラーゲーム『Subway Midnight』を正式発表した。対応プラットフォームや配信時期は未定だが、ゲーム自体はすでに完成しているとのこと。
『Subway Midnight』は、地下鉄を舞台にしたホラーゲームだ。主人公は、Lizzbethという名のちょっぴり変わった女の子。走行中の地下鉄のなかで目覚めた彼女は、おぞましい真っ黒な存在が背後から忍び寄ってくることに気づき、車内を逃げ惑うこととなる。しかしその車内は、多数の幽霊が彷徨う幽霊屋敷のような状態になっていた。
列車が次の駅に到着するまでには、まだしばらく時間がかかる。そのためLizzbethは、迫り来る謎の存在に捕らえられないように、列車の前へ前へと逃げなければならない。もし掴まってしまうと、彼女は幽霊になってしまうという。車内にはさまざまな幽霊がおり、彼らもまたその存在によって幽霊にされてしまったのかもしれない。
本作のゲームプレイの流れについて、詳細はまだ明らかにされていないが、車内を逃げるなかでは、出会った幽霊たちとのイベントが発生するようだ。トレイラーでは、画面が激しく歪んだり、車内が極彩色になったりし、また美術館や劇場のようなエリアにLizzbethが佇む様子がみられる。あるいは、幽霊らしき人物と部屋でテレビゲームをするかのような場面もある。
このほか、ボタンを押して次の車両への扉を開けたり、鞄から釣竿を取り出したり、あるいは大きな鍵を手にしたりする様子も。前の車両へと向かうには、謎の存在に追いつかれる前に、何らかの目標をこなしていく必要があるのかもしれない。
本作は、手描きイラストを多用し、場面によっては3Dグラフィックと組み合わせたビジュアルが特徴的だ。エフェクトによってダークな世界観を演出しながら、場面によってさまざまな色を使い分け、どこかポップな印象も受ける。ゲームプレイ自体についてはまだ謎が多いが、魅力的なビジュアルが披露された今回の発表には、多くの注目が集まっている模様である。
開発者のBubby Darkstar氏は、個人で3年をかけて本作を完成させたとのこと。ただ、法的・技術的な手続きや、開発者アカウントの管理、あるいは宣伝や移植などについて、自身だけでおこなうことは難しいとして、まだ配信時期は決まっていないという。そのため、現在パブリッシャーを募集しているそうだ。
『Subway Midnight』の対応プラットフォームや配信時期は未定だが、こうした事情のため、パブリッシャーさえつけば近い将来リリースされるだろう。手を貸してくれるパブリッシャーが現れることを期待したい。