『ドラゴンクエスト12』の開発に、ヘキサドライブが参加。西に拠点を構える技術者集団
『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』(以下、ドラクエ12)の開発に、ヘキサドライブが参加するようだ。同社は採用ページにて『ドラクエ12』の開発に参加していることを明かし、制作メンバーを募集している。スクウェア・エニックスと協力して開発を進めていくそうだ。
『ドラクエ12』は、今年5月に発表されたシリーズ最新作だ。堀井雄二氏によれば、ダークで大人向けの『ドラゴンクエスト』を目指し開発中。従来のコマンドバトルを一新し、プレイヤーに選択を迫るようなシナリオが展開されるという。ディレクターは、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』を手がけた内川毅氏が務めるほか、開発にはUnreal Engine 5が採用されることが明かされていた。
そして9月13日、同作の開発にヘキサドライブが参加していることが明らかになっている。ヘキサドライブといえば、かつてカプコンに在籍していた松下正和氏が立ち上げたゲーム会社。大阪に拠点を置いている。プログラマーが主体のスタジオとして知られており、高品質な移植に定評がある。『大神 絶景版』の移植をはじめ、数々の作品の移植やビッグタイトルの開発に協力してきた実績があり、かつてはヘキサエンジンなる自社エンジンを開発していた。近年では大型タイトルの移植や開発に協力しながら、自社でモバイルゲームもリリースしている。
そんなヘキサドライブは、『ドラクエ12』の開発に参加するようだ。同社は2019年に発売されたPS4『MONKEY KING ヒーロー・イズ・バック』の開発においてもUnreal Engine 4を用いている。そうした技術力やUnreal Engineの知見が、『ドラクエ12』の開発に生かされるだろう。
なお、ヘキサドライブだけでなく、スクウェア・エニックスも『ドラクエ12』の開発スタッフを募集中。両社の募集は採用形態が違う。ヘキサドライブは正社員募集を基本としており、スクウェア・エニックスの募集は契約社員ベース。そのほか会社が違えば、社風や環境、勤務地、そして待遇など、すべてが変わってくると思われる。とくにヘキサドライブの募集は大阪を勤務地としているのも特徴。気になる方は、それぞれの会社の採用ページを詳しく見てみるといいだろう。
『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』は、現在開発中だ。