『ソニックカラーズ アルティメット』にて、目に悪い光彩バグ含む不具合報告が大量に寄せられる。開発元は対応を表明

セガより9月9日に発売予定の3Dハイスピードアクションゲーム『ソニックカラーズ アルティメット』。本作についてプレイヤーからは、バグが多いとの報告が寄せられているようだ。

セガより9月9日に発売予定の3Dハイスピードアクションゲーム『ソニックカラーズ アルティメット』。本作のデジタルデラックス版には発売3日前からプレイできるアーリーアクセス権が付属しており、9月7日発売の海外ではすでにプレイ可能。そんな本作についてプレイヤーからは、バグが多いとの報告が寄せられているようだ。海外メディアEurogamerなどが報じている。


『ソニックカラーズ アルティメット』は、2010年に発売された『ソニックカラーズ』のリマスター版だ。キャラクターやステージなどが高解像度化されたほか、操作ボタンのカスタマイズや達成率表示などの新機能が追加。さらに、ステージから落下した際にテイルスが助けてくれる救済システム・テイルスセーブや、特定のタイミングでリングにホーミングアタックするとプレイが有利になるスイートスポット、一定時間無敵になりスコアアップに繋がる100カウントリングなどの新要素も導入されている。

本作については、プレイヤーからさまざまなバグの報告が寄せられている。たとえば、プレイ中にソニックがステージを突き抜けて宇宙に投げ出されてしまったり、カメラ位置が不自然になりソニックが見えなくなったり、あるいは特定のSEが鳴らなかったり、逆に不自然なタイミングで鳴ったり。またゲームがクラッシュしたり、セーブファイルが破損したりといった報告もみられる。不具合は特にNintendo Switch版に多く発生しているようだが、他機種版も例外ではない模様である。

*上のツイートの映像は光の刺激が強いため視聴注意。


また、グラフィック面のバグについての報告も多い。プレイ中に、ソニックのキャラクターモデルがグニャリと歪んだり、画面の一部あるいは全体がさまざまな色で塗りつぶされたようになったり。まともにプレイできる状態ではなくなるようだ。なおこうしたバグについては、当初は改造Nintendo Switch本体でプレイしていたことが原因だという指摘が一部でみられたが、海外メディアNintendo World Reportは、正規の本体でのレビュー作業中にも発生したと報告している。

また、任天堂がNintendo Switch版の返品・返金に応じているという報告もみられる。任天堂は、ダウンロード版ゲームの返品はできないと利用規約に記しているが、場合によっては対応することもある。本作のあまりのバグの多さを認識して、返金対応をおこなうことにしたのかもしれない。

こうした多数のバグ報告を受けて、開発を担当したBlind Squirrel Gamesは9月6日、改善パッチの準備を進めていると表明した。可能な限り早期に配信するとしている。同スタジオは、『バイオショック コレクション』『Mass Effect Legendary Edition』といったリマスターにて高い評価を得ていただけに、ファンにとって『ソニックカラーズ アルティメット』は残念な仕上がりとなったようだ。

ちなみに、本作の開発にはオープンソースのゲームエンジンGodot Engineが使用されているが、クレジットにその記載がなくライセンス違反ではないかとの指摘もあった。これについてBlind Squirrel Gamesは、開発者に対して謝罪。こちらについてもパッチにて対処するとした。

ソニックカラーズ アルティメット』は、PC(Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS4向けに9月9日発売予定。海外ではXbox One版も発売される。デジタルデラックス版の購入者は、本日9月6日からプレイ可能である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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