ハードコアFPS『Escape from Tarkov』今後のアプデ計画が公開。ゲーム内ボイスチャットやデイリークエスト実装へ
Battlestate Gamesは9月4日、海外掲示板RedditとTwitterにて『Escape from Tarkov』のゲームのステータス報告をおこない、今後のアップデートの概要を公開した。デイリークエストやボイスチャットの実装は過去に言及されていたものの、改めて公式にアナウンスされたかたちだ。チート対策にも言及があった。
今回のステータス報告では、今後どのようなアップデートをおこなうのか公開されている。開発チームが何をしていくのか、また何に注力していくのかコミュニティへ共有したわけだ。Battlestate Gamesからはステータス報告がしばらくなかったものの、何もしていなかったわけではないとのこと。大量の作業に追われて、息を付く暇もなかったとしている。
まずパッチ0.12.11.5.は中間パッチとなり、修正や最適化がメインの内容となる(現在のバージョンはパッチ0.12.11.2.14002)。さらにパッチ0.12.11.6ではゲームエンジンをUnity 2019へと移行。このパッチから『Escape from Tarkov』はDLSSに対応する。
パッチ0.12.12.0は大型のアップデートとなる。新マップとしてLighthouse(灯台)が登場。また、デイリークエストや、慣性(Inertia)、ボイスチャット(VOIP)が実装されるとのことだ。さらに武器の動作不良や新武器、その他のコンテンツが追加される。
慣性に関しては、過去のポッドキャストにてADキーを交互に入力してすばやく左右に動くレレレ撃ちのような動きについて言及されることがあった。こうしたコントロールを制限するため、キャラクターの動作へ慣性が付与されるのかもしれない。VOIPはゲーム内で使用できるボイスチャットであり、パーティー以外にもマップで出会ったプレイヤーと会話できる仕組みだ。慣性とVOIPはまずETS(アーリーテストサーバー)でテストされる予定だという。
パッチ0.12.12.5では、QoLの向上とコンテンツの追加がおこなわれる。これ以降のアップデートについては今回は触れられていないものの、パッチ0.13では大型の新マップStreets of Tarkovが登場する予定。またホットフィックスを含むほかの中間パッチの実装や、ビジュアルの向上も追加される。これらも段階的にETSでテストがされるはずだ。
そしてアンチチートシステムにも改善が入る。3つの新モジュールを導入することで、アンチチートの反応が向上し、チートの検出時間が早くなるという。現在チート対策はホットトピックであるようで過去数週間で大きな進捗があったものの、チートをめぐる戦争は終わっていないとしている。
さらに今後はイベントやポッドキャストなどが準備中であるとのことだ。これからの4か月は開発元にとって、重要な修正や変更、そしてコンテンツを提供するための、ハードかつ重要な期間になると締めくくっている。
『Escape from Tarkov』は公式サイトにてβ版として販売中。現在は試験的に実装されている日本語翻訳も正式にリリースされることが決定している。