年代物修理シム『Workshop Simulator』10月26日発売へ。美しい田舎の小さな工房で、家族の思い出の品に第二の生を
デベロッパーのINTERMARUMは9月2日、『Workshop Simulator』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、現地時間で10月26日リリースを予定している。
『Workshop Simulator』は、壊れた道具を修理していくシミュレーションゲームだ。プレイヤーは田舎の片隅で、小さな工房を構えている。暮らしのなかでは、家族からさまざまな品物の修理を頼まれることとなる。思い出が詰まった修理品を預かり、古びたものを新品同然に作り変えていくのが本作の目標だ。持ち込まれる品物の種類は幅広い。おもちゃの飛行機やコーヒーミル、蓄音機など、いずれも年代物の品々だ。それぞれに詰まった家族の思い出に触れつつ、長年の傷や汚れを落していこう。
物品の修理にはさまざまなプロセスが存在する。まずはドライバーなどの工具を使って、モノをそれぞれのパーツに分解しよう。修理中は自由にアイテムを回転させ、さまざまな角度から作業することができる。また、パーツごとの塗装が古びていたら、いったんペイントを落としてしまうのも手だ。木材パーツが古びていたら、表面を研磨することで新品同様の木目が表れる。その後はまた新たな塗装をすることで、ピカピカの新品のような仕上がりにすることが可能だ。
本作ではどのアイテムをどこまで修理するかはプレイヤーに委ねられている。どの品物も徹底的に直しつくすのもよし。ある一品に集中するもよし。さまざまな道具を使いこなしながら、ヴィンテージ品に第二の人生を与えていこう。また本作のテーマは修理プロセスだけではない。美しく表現された田舎での牧歌的な暮らしも魅力の一つだ。家族から託される品物には、それぞれに付随する物語も秘められているという。こうした物品を修理していくうちに、プレイヤーの家族にまつわる歴史も明らかになっていくそうだ。
開発を手がけるINTERMARUMは、ポーランドに拠点をおくスタジオだ。近年の作品としてはiOS向けアクションRPG『Puppet Battle』や、宇宙運輸シミュレーション『Space Company Simulator』などをリリース。カジュアルタイトルから本格シミュレーションまで手広く開発している。『Workshop Simulator』では、美しい世界観を確立しつつ、シミュレーション開発のノウハウが活かされた作品作りを期待したい。
『Workshop Simulator』は現地時間で10月26日、SteamにてPC向けに配信予定。