『Apex Legends』最新アプデでシアが弱体化。戦術アビリティの炸裂が遅くなりダメージ&フラッシュも削除、ただし回復阻害は据え置き

Respawn Entertainmentは8月23日、『Apex Legends』最新アップデートを配信。『Apex Legends』最新シーズンで議論を呼んできた、シアに弱体化の調整が入っている。

Respawn Entertainmentは8月23日、『Apex Legends』最新アップデートを配信。同アップデートにて、シアに弱体化の調整が入っている。実装以来その強力さが議論となってきたシアの各アビリティに、複数の調整が入ることとなった。 

まずパッシブアビリティについて、体力満タンのターゲットに対してセンサー反応が更新されるまでの時間が、1.25秒から1.75秒に増加した。シアのパッシブは、敵の心拍音を捉えて位置を明らかにする能力だ。その際、センサーに反応する鼓動の間隔は敵のHPに応じて短くなる。今回の調整では、敵の体力が最大の場合の鼓動間隔がより長くなったかたちだ。また、本アビリティは75m圏内の敵を黄色の反応、それより遠い敵を青い反応で示す。今回、青い反応で敵を捉えられる範囲が狭くなる調整も図られたようだ。このほか、UIにて中央に表示されていた楕円が削除。視野角も減少している。 
 

  
大きな変更が多数加えられたのが、戦術アビリティだ。同能力は、ヒットした相手を壁越しにトラッキングし続けるほか、回復やアビリティ使用を阻害するなど複数の副次効果をそなえたアビリティだった。今回の調整では、まず炸裂するまでの時間が1.4秒から1.6秒に増加。またヒットしたプレイヤーに与える少量のダメージがなくなり、被弾時のフラッシュ効果も削除される。当たった際の画面の振動も減少するようだ。 

戦術アビリティを構えている間のシアについては、動作がスローになる。戦術発動時の音量も小さくなった。加えて射撃訓練場にて、アビリティのエフェクトが、想定外の状況で見えてしまう問題が修正されている。またアルティメットアビリティについては、クールダウンタイムが90秒から120秒に増加。発動時の音量も調整されている。なお今回のパッチではシアに関連したバグも複数修正されているほか、キャラクター選択時の音声も調整された。 

シア関連以外には、複数のバグが修正された。クリマタイザーのエフェクトにまつわるものや、チャレンジに関わる不具合が修正されている。また起爆ホールドについて複数のグレネードが必要となるバグが修正された。なお8月24日朝のアップデートによれば、アリーナにてクラッシュを起こす原因となるため、一時的にプラウラ―が使用不可に。また一部のトラッカーがうまく機能しない問題については改善されたという。 
 

 
シアについては「エマージェンス」開幕当初より、その多機能性が大きな議論を呼んできた。今回の調整ではパッシブ・戦術・Ultすべての能力に改修が入り、大きな調整が入ったといえそうだ。一方、以前から強さが叫ばれてきた戦術の回復阻害については据え置きとなった。今回の弱体化でシアの使い勝手がどう変化するか、注目したいところだ。 

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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