『Fallout』シリーズ開発元Bethesda Game Studiosが、『Fallout 4』向け大型Modのメインライターを採用。クエスト制作に携わる

『Fallout 4』向けの大型Mod「Fallout: London」を開発中のFallout London Teamは8月21日、メインライターを務めるStephanie Zachariadis氏がプロジェクトから離れたことを明らかにした。なんと同氏は、Bethesda Game Studiosで働くことになったのだという。

『Fallout 4』向けの大型Mod「Fallout: London」を開発中のFallout London Teamは8月21日、メインライターを務めるStephanie Zachariadis氏がプロジェクトから離れたことを明らかにした。なんと同氏は、『Fallout 4』の開発元であるBethesda Game Studiosで働くことになったのだという。


「Fallout: London」は、イギリス・ロンドンを舞台にする『Fallout 4』向けの大型Modだ。本編より50年前であり、『Fallout』と『Fallout 2』の間の2237年という時代設定にて、本編のアメリカとは少し異なる、イギリスの世界観を反映させたゲームプレイを提供するという。ロンドンには、変異促進ウイルスFEVがまだ蔓延しておらず、また地下シェルターは存在するもののVault-Tec社のものではない。そうした世界にて、独自のストーリーが描かれる(関連記事)。

本Modは今年6月に正式発表され、開発が続けられている。そして定期的に開発の進捗が伝えられてきたなかで、メインライターとして作中のメインストーリーからダイアログ、クエストまでを手がけていたStephanie Zachariadis氏の、プロジェクトからの離脱が今回発表された。離脱の理由は、冒頭で述べたとおりBethesda Game Studiosへの就職である。


Stephanie Zachariadis氏は、これまで制作会社などに勤め、受賞歴もある映画「The Last Christmas Party」ではアートディレクターを担当。その後、同じく『Fallout 4』向けの大型Modである「Fallout: Miami」の開発にクエストライターとして参加し、2020年7月からは「Fallout: London」のライターのトップを務めてきた。

同氏のLinkedInプロフィールによると、今年8月からBethesda Game Studiosにて、アソシエイト・クエストデザイナーとして働いているという。同社がZachariadis氏を雇った経緯については明かされていないが、未リリースではあるものの「Fallout: London」や「Fallout: Miami」での実績を評価して雇うことにしたのかもしれない。

Bethesda Game Studiosというと、現在『Fallout 76』を開発・運営しているほか、2022年11月発売予定のRPG『Starfield』を開発中。また、その先には『The Elder Scrolls VI』も控えている。Zachariadis氏は、こうした作品のクエスト制作に携わっているのだろう。あるいは、将来の『Fallout』シリーズ新作に向けて採用された可能性もありそうだ。


Fallout London Teamは、Stephanie Zachariadis氏のBethesda Game Studiosへの就職を祝福している。そして今後の「Fallout: London」の開発について、代わりのライターが見つかるまでは、クリエイティブディレクターのPrilladog氏が代行するとのこと。また、本Modのメインストーリーについては、すでに完成しているためライター変更による影響はないとしている。

『Fallout 4』向けの大型Mod「Fallout: London」は現在開発中。配信時期は未定である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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