『ゴースト・オブ・ツシマ』にて「褌(ふんどし)消失バグ」の報告多数。開発元が修正パッチを配信へ

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは8月20日、『ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズカット(Ghost of Tsushima Director’s Cut)』をPlayStation 5/PlayStation 4向けに発売した。本作は、Sucker Punch Productionsが手がけ2020年7月に発売されたオープンワールド時代劇アクションアドベンチャーゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ』の、いわば完全版だ。ゲーム本編のほか、追加ストーリー「壹岐之譚」などを収録。PS5へのネイティブ対応もおこなわれた。

完全版が発売されたばかりの本作については、一部のプレイヤーからいくつかバグの報告が開発元に寄せられているようだ。そのひとつによると、主人公である境井仁の「褌(ふんどし)」が、なぜか消失してしまうバグが現在発生しているという。
 

 
『ゴースト・オブ・ツシマ』における褌は兵具の一種という扱いになっており、装備すると移動中に音を立てなくなる効果を得られる。敵に察知されるまでにかかる時間が長くなるという装備だ。ただRedditなどでは、『ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズカット』発売に合わせて配信されたアップデートの適用後、所有していたはずの褌がインベントリから消えたという報告が多数寄せられている。

報告は、いずれもニューゲームプラスをプレイ中だったとしており、これが褌の消失条件のひとつだった可能性があるとの指摘が挙がっていた。また、先述した追加ストーリー「壹岐之譚」に、新たな温泉が収録されていることも関係しているかもしれない、と指摘する声も聞かれる。褌のアンロック条件は、すべての温泉を発見すること。しかし今回母数が増えたため、温泉をコンプしていないとみなされて、褌がふたたびロックされたのではという見方だ。

ちなみに、褌を装備中に消失バグに遭遇したというプレイヤーによると、代わりに「壊れた鎧」を装備した状態になっていたという。褌が脱げて、すっぽんぽんになるというわけではないようである。
 

 
開発元Sucker Punch Productionsは8月20日、こうした褌消失バグについて、同スタジオとしても認識しているとコメント。やはりニューゲームプラスのプレイがバグ発生条件となっていたようで、消失した褌を復帰させるためのパッチを現在開発中とのことだ。

なお褌消失バグのほかにも、「壹岐之譚」にて境井仁の移動アクションに不具合が発生するという報告も寄せられている。同スタジオは、こちらについては調査を進めているところだという。また、「境井家の鎧」を装備していた際にこのバグに遭遇したなら、別の鎧に変更することで回避できる可能性があるとアドバイスしている。褌消失バグと共に、早期に修正されることが望まれる。

『ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズカット』は、PS5/PS4向けに販売中だ。

【UPDATE 2021/8/21 15:54】
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