FPS『Quake』リマスター版発表、PC/PS4/Xbox One向けに国内配信開始。グラフィックを強化し、完全新規エピソードを収録
Bethesda Softworksは8月20日、FPS『Quake』のリマスター版を発表し、同日配信開始した。対応プラットフォームは、PC(Steam/Bethesda Launcher/Microsoft Store)/PlayStation 4/Xbox Oneで、価格はSteam/Bethesda Launcher版が1166円、Microsoft Store(PC/Xbox One)版が1150円、PS4版が1100円。Xbox Game Pass向けにも提供されている。
なお、Steam/Bethesda Launcherにてオリジナル版を購入済みの場合は、無料でリマスター版を受け取ることができる。また、海外ではNintendo Switch版も配信されているが、こちらは国内未配信のようだ。
『Quake』は、id Softwareが開発したFPSだ。John Romero氏やJohn Carmack氏などの伝説的なクリエイターが若かりし頃に手がけた、フル3Dグラフィックを採用する最初期のFPS作品として知られる。ダークファンタジーの世界観をもち、4つの闇の次元を舞台に、魔法のルーンを求めてモンスターの大群と戦う。またマルチプレイモードも収録された。本作は、これまで多数のプラットフォームに移植されてきたが、今年発売から25周年を迎えることを記念しリマスター。現行コンソール向けにも初めてリリースされた。
今回配信されたリマスター版では、光の処理の向上や新たなモデルの導入、マップのアップデート、ダイナミックシャドウなどの適用によってグラフィックを強化。グラフィック設定機能も用意される。また、全プラットフォーム間でのクロスプレイにも対応。コンソール版はいずれも最大1080p/60fpsで動作し、PS4 Proではネイティブ4Kもサポートする。
このほか、PS5/PS4/Nintendo Switch版では、ジャイロ操作でのエイムに対応。Nine Inch NailsのフロントマンTrent Reznor氏が手がけたサウンドトラックが、オリジナル版に引き続き収録されることも、大きなトピックのひとつだろう。
マルチプレイモードにはデスマッチとCo-opがあり、いずれも最大4人でプレイ可能。画面分割でも楽しめる。オンラインマルチプレイでは、プレイヤーがホストしたサーバーでのカスタムマッチや、マッチメイキングを使用して専用サーバーでプレイ。デスマッチモードには、エクストラレベル「Acrophobia」と「The Edge」も追加されている。なお、デスマッチモードは、AI操作のボットと戦うことも可能だ。
拡張パック「Scourge of Armagon」と「Dissolution of Eternity」「Dimension of the Past」は最初から収録され、さらにMachineGamesが手がけた完全新規エピソード「Dimension of the Machine」も追加。この新エピソードでは、新たな次元での戦いを繰り広げながら、マシンを再起動するための秘密を解き明かし、古い敵との戦いに臨むことになるという。また、完全新規のデスマッチレベルも含まれている。
このほかPC版においては、オリジナル版に対応するあらゆるModを読み込むことが可能となっている。ただし、オリジナル版から新しいもしくは異なるソースポートを必要とする、一部のModには対応しないとのこと。
『Quake』のリマスター版は、PC(Steam/Bethesda Launcher/Microsoft Store)/PS4/Xbox One向けに国内配信中。また、PS5/Xbox Series X|S版も近日配信予定となっており、無料アップグレードできる予定だ。
また本作においては、無料のアドオンを定期的に配信していく計画となっており、第1弾として「Quake 64」がすでに配信中。ゲーム内の「アドオン」メニューからダウンロードできる。このほかの本作の詳細は公式FAQを確認してほしい。
ちなみに今回のリリースに合わせて、『Quake II』と『Quake III Arena』のPC版がMicrosoft Storeでも配信開始。Xbox Game Pass向けにも提供されている。