サバイバルホラー『Expedition Zero』ベータテストが開始。ソ連の科学調査隊が極寒のシベリアに落ちた隕石の謎を解明
パブリッシャーのtinyBuildは8月14日、サバイバルホラーゲーム『Expedition Zero』のベータテストを開始した。ベータテストへ参加するには、Steamストアページ内の「Expedition Zero Playtestに参加」の項目からアクセスをリクエストする。本作はPC向けに配信を予定しており、リリース予定日は未定。今のところ対応言語は英語のみとなっている。
『Expedition Zero』は、インディースタジオEnigmatic Machinesが開発する一人称視点のサバイバルホラーゲームだ。プレイヤーはソビエトの科学調査隊の隊員となり、シベリアの極限の環境の中で生き残らなけらばならない。プレイヤーは自身の特殊スーツを強化したりガジェットをクラフトしたりすることで、サバイバルを有利に進めていくようだ。
物語の舞台となるのは、ソ連が存在している時代のシベリアだ。この土地に広がるタイガに謎の隕石が墜落し、悪夢のような立ち入り禁止区域へと変わってしまったのだという。軍事基地からの通信は途絶え、人間を食べ村を壊滅させたという怪物の噂が立っている。そこでソ連の最新鋭の科学チーム「Expedition Zero」がシベリアへと派遣されたのだ。しかしチームは程なく壊滅。たった1人生き残った主人公はこの地域から脱出しようとしている。最新鋭のテクノロジーやエンジニアリングスキル、鋭い観察眼でもってサバイバルする作品になるという。
ベータテストではミッションの一部が体験できる。いくつかのタスクをこなしつつ、壊滅した農場を通り抜けることが目標のようだ。しかし農場の周囲は生存が不可能なまでに気温が低い。先へ進むためには、地下に存在するソ連の研究所でスーツをアップグレードする必要がある模様。マップの各地に落ちている物資を集めクラフトして、道を切り拓いてゆこう。
プレイヤーには、飢えや渇き、ヘルスといったサバイバルゲームらしいステータスが設定されている。さらに極寒のシベリアでは寒さにも対処する必要がある。焚火にあたって体温ゲージを維持しなければならないのだ。昼夜の概念もあり、夜になると気温はさらに冷え込む。ベッドのあるシェルターをバリケードで強化することで、睡眠をとって時間を進めることも可能だ。夜にはAI操作のモンスターが出現するという。武器のかわりに、創意工夫と技術力で立ち向かわなければならない。
またプレイヤーにはSLEDというソリが与えられている。クラフトステーションとインベントリが一体となったガジェットである。さらにアイテムショップのような機能も備えているようだ。プレイヤーはこのソリをロープで引っ張って、雪に覆われたマップの中を移動できる。こうした便利なガジェットを駆使して、極寒の大地をサバイバルしていくのだろう。