Razerのゲーミングマスク、製品名が「Razer Zephyr」に決定。ベータテストの参加者を募集開始
ゲーミング機器メーカーのRazerは8月7日、これまで「Project Hazel」と呼んでいたマスク製品の正式名称が「Razer Zephyr」に決定したと発表した。また、発売に向けたさらなる改善のためにコミュニティベータテストを実施するとし、参加者の募集を開始した。
Razer Zephyrは、今年1月に開催された家電見本市CES 2021に合わせて、Project Hazelとしてプロトタイプが披露された。電動の換気装置を備えた、N95規格に対応する高機能マスクであり、透明の素材を使用して着用者の口元が透けて見えることが特徴だ。曇り止めのコーティングも施される。またマイクとアンプを内蔵し、喋る声がこもって聞き取りづらくなることを防止するという。
さらに、暗所ではマスク内部のライトも点灯。ユーザーはRazer Chroma RGBによってライティングをカスタマイズでき、換気装置の外周部分を含め怪しく光らせることができる。着用者の口元を見せたりマイクを用意したりといった仕様は、コミュニケーションのしやすさを実現するものではあるが、その斬新なデザインにより、発表時には“ゲーミングマスク”と呼ばれ話題となった(関連記事)。
その後Razerは、E3に合わせて製品化を発表し、そして今回正式な製品名としてRazer Zephyrをアナウンスした。この間には、当初のコンセプトを維持したまま、一部のデザインが見直されているようだ。装着に使っていた耳掛けも、後頭部に回して固定する2本のバンドに変更されていることが分かる。今後おこなわれるベータテストに参加したコミュニティからのフィードバックにより、さらにブラッシュアップされていくことだろう。
Razer Zephyrの製品版は、今年の第4四半期に、まず限定的な数量の出荷から開始する予定。そして今回発表されたコミュニティベータテストは、専用の特設サイトから応募可能だ。当選者は、着用した写真を含むフィードバックをRazerに送ることが求められ、またそうした写真などは同社のSNSなどでファンと共有される場合があるとのこと。
日本からもベータテストに参加できるのかどうかははっきりしないが、応募フォームでは日本も選択できるようになっている。ゲーミングマスクをいち早く試してみたい方は、応募してみてはいかがだろうか。ちなみに、Razerは普通の布製マスクも手がけており、こちらは日本でも公式ストアから購入可能だ。