北欧神話サバイバルARPG『Tribes of Midgard』配信開始3日間でプレイヤー数25万人突破。最大10人協力プレイで、巨人の襲来に立ち向かう
パブリッシャーのGearbox Publishingは7月31日、PC/PlayStation 5/PlayStation 4向けに販売中のサバイバルアクションRPG『Tribes of Midgard』について、“ミズガルズの地を護るヴァイキング”が25万人を突破したと発表した。本作は、サブスクリプションサービスへの提供や無料配布はおこなわれていないため、25万という数字はほぼ売り上げ本数と考えることができそうだ。
『Tribes of Midgard』は、最大10人での協力プレイに対応するサバイバルアクションRPGだ。プレイヤーはヴァイキングの戦士となり、世界の終焉ラグナロクの到来を食い止めるため、ミズガルズの地に存在するユグドラシルの種を護り続けることを目指す。
本作の世界では、夜になるとヘルの眷属が出現し、ユグドラシルの種を狙って襲ってくる。そのため、昼間のうちにミズガルズを冒険し、素材を集めて装備品をクラフトしたり、ユグドラシルの種を護るため村の防備を固めたりと奔走するのだ。ランダム生成されるミズガルズはさまざまなエリアで構成され、強力な敵が潜むダンジョンも存在。戦いを通じてレベルアップし、新たなアビリティを習得してキャラクターを強化していこう。
そして本作における最大の脅威は、巨人の襲来だ。いつ現れるか分からない巨人もまた、ユグドラシルの種を狙って村を襲う。強大な巨人にはさまざまな種類がおり、見事倒すことができればレアな素材アイテムを入手可能だ。
本作は、PC(Steam)/PS5/PS4向けに7月27日に発売(Steam版は日本では28日配信)。それから3日間でプレイヤー数25万人を突破したとのこと。Steam版の同時接続プレイヤー数はピーク時に2万6000人を超えており、これはSteam全体でもトップ30に入る数字だ(SteamDB)。また、PlayStation Storeの新着タイトルのダウンロード数ランキングでも、本稿執筆時点で日本や米国では2位、英国では3位などとなっており、こちらも好調であることがうかがえる。
このほかのスタッツでいうと、本作の配信開始からわずか数時間で、計4万体の巨人が倒されたという。これに合わせてGearbox Publishingと開発元Norsfellは、森林再生支援団体One Tree Plantedと協力し、4万本の植樹をおこなうことを明らかにしている。ゲーム内にて資源獲得のために木が伐採されている代わりに、実世界で植樹をおこなうという粋な取り組みのようだ。
本作の評価に目を向けてみると、レビュー集積サイトMetacriticのメタスコアは79と、比較的高い評価を得ている。レビューでは、アクションRPG・サバイバル・ローグライトの各要素を上手く融合させた点や、手応えのある協力プレイなどが評価。一方で、ゲームバランスやバグの問題も指摘されている。Steamのユーザーレビューも同様で、ステータスは「やや好評」。手放しで絶賛されているわけではないため、さらに売り上げを伸ばすには、今後どのようにゲームを改善させていくかにかかっていそうだ。
本作は、ユグドラシルの種を護り続けるサバイバルモードのほか、クエストに挑戦して報酬獲得を目指す、シーズン制のサーガモードを収録。現在シーズン1:狼のサーガが実施されており、開発元Norsfellは、この間にもバグ修正やゲームの改善に取り組む考えを示している。また、PS5版が60fps出ない問題にも対処するとのことだ。
『Tribes of Midgard』は、PC(Steam)/PS5/PS4向けに配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。