インド神話アクション『ラジィ 古の伝説』8月5日にNintendo Switch/PS4向けに国内発売へ。細密画のごとく広がるきらびやかな神話世界
Teyon Japan合同会社は7月29日、『ラジィ 古の伝説』を8月5日に国内向けに発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch。本作は、2020年に海外向けに発売されたアクションアドベンチャー『Raji: An Ancient Epic』の日本語版となる。
『ラジィ 古の伝説』は、古代インドやヒンドゥー文化を題材にしたアクションアドベンチャーゲームだ。人間たちはかつて、悪魔と戦うため神々より特殊な能力を与えられた。しかし、1000年前の大戦で悪魔が完全に敗北したと信じた人間たちは、平和を謳歌していた。偽りの安心感をもち、授かった力を封印してしまう。そんななか、過去に滅ばされたと思われた悪神が悪魔たちを引き連れ再び人間界への進出を始める。
神々の能力を失った人間たちは自らを守ることができず、都市や要塞は陥落し、悪魔のなすがままになってしまった。幼い子供たちが次から次へと攫われていく混沌のなかで、弟を誘拐された少女ラジィが人類を守る唯一の者として神々から選ばれる。神々から授けられた「神々の御加護」と呼ばれる特殊能力を駆使し、ラジィは悪魔の大群に立ち向かう。
本作は「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」といったインド神話に着想を得ている。またステージは、歴史的都市が広がるインドのラジャスタンの建築から影響を受けているそうだ。ゲーム内の環境はパハリ絵画(細密画の一種)のスタイルと手書きのテクスチャーを組み合わせ、3Dレンダリングで構成されているとのこと。
戦闘は見下ろし視点でおこなわれる。たとえばシヴァにゆかりのある三叉槍トリシューラや、ヴィシュヌと縁深いシャランガの弓など、神話に登場する武器を活用することができるのだ。雷属性のドゥルガー、火属性のヴィシュヌ、冷気属性のシヴァという3種の聖なる力が彼女を後押しする。槍による連撃や弓を天上から雨のように降り注がせる技など、さまざまな技を繰り出すことができる。
本作は美しいグラフィックやヒンドゥー文化に基づいた世界観が評価され、Steam版はストアレビューにて1100人以上のユーザーから「非常に好評」との反響を獲得した。Steamでは日本語非対応ながら無料デモバージョンも公開されているため、まず遊んで感触を確かめてみるといいだろう。
『ラジィ 古の伝説』はPlayStation 4/Nintendo Switch向けに、8月5日発売予定。価格は税込2200円となっている。