『ゴースト・オブ・ツシマ』ディレクターズカット版、PS4/PS5向けに発表。新要素として「壱岐島」をめぐる冒険を収録

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは7月2日、『ゴースト・オブ・ツシマ』のディレクターズカット版となる『Ghost of Tsushima Director’s Cut』を発表した。発売日は8月20日。価格はPS4版が7590円、PS5版が税込8690円。通常版を所有するユーザーは、2200円にてディレクターズカット版(PS4)にアップグレードすることができるという。通常版からPS5版ディレクターズカットへのアップグレードは3300円となる。
【UPDATE 2021/7/2 10:30】
国内発表にあわせて、全体的に記述を調整


『ゴースト・オブ・ツシマ』ディレクターズカット版は、ゲーム本編に追加要素を収録する完全版だ。目玉要素となるのは「壱岐島」の追加。壹岐之譚が導入されるという。壱岐島といえば、対馬の南東に位置する島で、対馬と同じくモンゴル軍から襲撃を受けた島でもある。プレイヤーは境井仁として、モンゴル軍が活動しているという噂をたどり島へ赴くこととなる。壱岐島にて仁は新たな敵との戦いに巻き込まれ、過去に遭った悲劇を思い出すという。
壱岐島では、キャラやフィールド、そして装備まで新たな要素が登場し、新しい物語が描かれる。防具やミニゲーム、技、ふれあえる動物の種類が追加される。チャレンジとそれらに対応するトロフィーも用意される。さらなる詳細は後日明かされるとのことだ。なお壱岐島を含む新コンテンツは、第二幕まで進めることで解放されるという。


ディレクターズカット版では、PS5ならではの機能も存在。カットシーンにて仁たちが話す際の唇と声が合うように、日本語ボイスのリップシンクが導入される。また本編やオンラインマルチ、そして新コンテンツいずれの場面でも、DualSenseでのハプティックフィードバックとアダプティブトリガーが体験できるという。4K解像度に対応するオプションも追加され、60fpsをターゲットとしたフレームレートの向上も実現されている。3Dオーディオも強化され、ロード時間も大幅に短縮されているそうだ。

全ユーザーに提供される要素も存在する。たとえば、コントローラーリマッピング時の新たなアクセシビリティオプション、敵をロックオンできるようになるオプション、そして要望の多かったという矢筒を消すオプション。これらはもともと通常版を購入しており、ディレクターズカット版を購入していないユーザー向けにも提供されるそうだ。また数週間以内にオンラインマルチプレイ「Legends/冥人奇譚」にも、新モードを含む大規模なアップデートが発表されるようだ。

なお通常版からディレクターズカット版にセーブを転送する機能も実装される。つまり、通常版をクリアしたユーザーも攻略途中のユーザーも、そのままディレクターズカット版に移行できるわけだ。新要素も盛りだくさん、決定版とも言える『ゴースト・オブ・ツシマ』ディレクターズカット版になりそうだ。

『Ghost of Tsushima Director’s Cut』は、8月20日に発売予定だ。