コナミが『Layers of Fear』などホラーゲーム開発元Bloober Teamと業務提携、共同で新作開発へ。『サイレントヒル』新作への期待高まる

コナミデジタルエンタテインメントは6月30日、デベロッパーのBloober Teamと業務提携契約を締結したと発表した。今後、コンテンツ制作を共同でおこなうとのこと。『サイレントヒル』新作への期待高まっている。

コナミデジタルエンタテインメントは6月30日、デベロッパーのBloober Teamと業務提携契約を締結したと発表した。今後、コンテンツ制作を共同でおこなうとのこと。Bloober Team側からも同じく発表がおこなわれている。


Bloober Teamは、ポーランドに拠点を置くデベロッパーだ。代表作として『Layers of Fear』シリーズがよく知られており、このほかにも『Observer』や『Blair Witch』『The Medium』といった作品をリリース。ホラーゲームの開発元として高い評価を得ている。今回の発表のなかでコナミは、「とくに作家性と芸術性に定評がある」と評している。

今回の業務提携によって制作するコンテンツの詳細は、まだ明らかにされていない。コナミは、最新技術を活用し、独自性の高いエンタテインメントコンテンツとその楽しみ方を提供してきたとし、Bloober Teamとそれぞれの特性と強みを掛け合わせることで、高品質なコンテンツを制作するとだけ述べている。

*Bloober Teamの最新作『The Medium』は、PC/Xbox Series X|S版に続き、PS5版が今冬発売予定。

一方のBloober TeamのCEO Piotr Babieno氏は、業務提携契約の締結は数年間にわたる取り組みの集大成であり、歴史的な日になったと感慨深く語る。なお同氏は今年2月、海外メディアGamesIndustry.bizとのインタビューのなかで、AAA品質のグラフィックやアニメーションを備える、先進的なAAクラスのタイトルを手がける計画があると述べていた。それは、“とても有名なパブリッシャー”と協力して1年以上取り組んでいる、とあるホラーゲームIPを使った作品であるとのこと。当時は、どのメーカーと協力しているのかは明かさなかったが、今回発表したコナミのことだったのかもしれない。

Babieno氏は、その計画が明らかになればファンはとても興奮するだろうともコメントしている。コナミのホラーゲームIPというと、『サイレントヒル』シリーズの新作はもっとも期待される作品のひとつだろう。上述のインタビュー当時には、Bloober Teamが同シリーズの新作を手がけるのではないかとも噂されたが、今回の発表によってより現実味が帯びてきたといえそうだ。もちろん、新規IPを含め別の作品となる可能性もある。コナミとBloober Teamの業務提携によって制作されるコンテンツについては、詳細が決まり次第あらためて発表をおこなうとのことだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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