『Sky 星を紡ぐ子どもたち』に「導き機能」実装予定。初心者雀ちゃんたちを経験豊富プレイヤーがガイドしやすく
thatgamecompanyは6月19日、『Sky 星を紡ぐ子どもたち』にて新たに実装される「導き機能」について詳細を明かした。バージョン0.14.0期間中に実装される予定で、新しいプレイヤーと経験豊富なプレイヤーの自然な協力を促す機能になるという。
『Sky 星を紡ぐ子どもたち』は、最大8人のマルチプレイが可能なソーシャル・アドベンチャーゲーム。プレイヤーは空から降り立った存在「星の子ども」として、星座から落ちてしまった星々や生き物たちを助ける冒険に出ることになる。プレイヤーはフィールドを散策し、エリアに点在する星の精霊たちを探して解放していくのだ。
初見のプレイヤーにとっては広大なマップを動き回るだけでも時間がかかり、すべての精霊を解放するのは難しいことも。フレンドがいる場合はナビゲートを頼みやすいが、ゲームを始めたばかりでツテのない星の子どもにとっては不安もつきものだ。そんなときに活用できるのが「導き機能」となる。
新たに実装されるボタンを使うことで、初心者プレイヤーは、周囲にいるプレイヤーに手伝いが必要なことを伝えることが可能。ボタンを押すと、手伝いが欲しいプレイヤーの頭にはハテナマークが表示されるようになる。周囲にいる経験豊富なプレイヤーたちは、近くで手伝いを必要としているプレイヤーに気がつくことができるわけだ。
手伝うことに同意したプレイヤーには、過去に自ら解放したことがあり、いま新しいプレイヤーが解放するのに導きを必要としている精霊の位置がアイコンで表示される。経験豊富なプレイヤーは初心者プレイヤーを先導して、精霊の解放を手伝ってあげることができるのだ。精霊を一緒に解放し終えると、プレイヤーたちにはクエストが完了したことが示され、導き体験も終了となる。その後は別れるもよし、キャンドルを交わして交流するもよしだ。
『Sky 星を紡ぐ子どもたち』は6月30日より、待望のNintendo Switch版を配信開始予定。新規ユーザー流入が見込まれるこの時期に、初心者をヘルプしやすくする機能が導入されることとなる。手持ちキャンドルの少ない初心者はフレンド申請せずとも経験豊富なプレイヤーに助力を請うことが可能。一方、経験豊富なプレイヤーにとっても相手の意図を確認してからキャリーを申し出ることができ、気兼ねなくリードができる。うまく活用できれば、より円滑なコミュニケーションに有用な機能といえるかもしれない。
ただし、一部ユーザーからは課題も指摘されている。経験豊富なプレイヤーがリード中にサーバー落ちしてしまった際、取り残された新しいプレイヤーはどうなるのか。あるいは「捨てられた地」にて、悪意のあるユーザーが無理やり暗黒竜のもとに引きずっていくなどのリスクがないか。懸念事項もいくつか挙げられているため、本機能の是非をめぐる評価は、実装後のフィードバックで定まっていくこととなるだろう。
『Sky 星を紡ぐ子どもたち』はiOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中。Nintendo Switch版は、日本時間で6月30日朝4時配信を予定している。 なお現在は期間限定イベント「虹かける日々」を開催中で、こちらの期間は6月28日15時59分までとなっている。7月6日からは「星の王子さま」とのコラボレーションイベントも実施予定だ。