『Apex Legends』進化シールドについて開発者が意見求む。スターターキット導入を経てユーザー反応はいかに

『Apex Legends』にて、進化式ボディーシールドのあり方について意見が求められているようだ。『Apex Legends』開発者が呼びかけている。

Apex Legends』にて、進化式ボディーシールドのあり方について意見が求められているようだ。進化シールドの初登場は2020年3月。当初はイベントの限定アイテムとして導入され、調整を経たのちに全モードにて導入された。相手に与えたダメージにより徐々に経験値が蓄積され、レベルが「白→青→紫→赤」と上がっていく。累計1300ダメージを与えれば耐久値は125にまで向上。実戦では、あえて接敵回数を増やしてどんどん進化シールドを育てていくのも戦略のひとつだ。 

そんな進化シールドも、今シーズン「英雄の軌跡」を迎えてひとつの大きな転換を迎えた。「スターターキット」が登場したためだ。スターターキットは、全プレイヤーが出撃時に与えられている基本のアイテムセット。プレイヤーは、レベル1の進化シールド、ヘルメット、ノックダウンシールド、さらに2つのシールドセルと2つの注射器を所持した状態で試合に臨むようになった。旧シーズンでは地上に降り立ち次第、まず進化シールドを探して拾う必要があったのが、現環境ではその必要がなくなったというわけだ。また、アイテムプールにおけるレベル1進化シールドの出現確率が大幅に低下している。 
 

 
そこで議論を提起したのが、Respawn Entertainmentにてアソシエイトライブバランスデザイナーを務めるJohn Larson氏。同氏は、初期状態から全員が進化シールドを所持している現状において同アイテムについての意見を募っている。各レベルの進化に必要なダメージ量や、ゲーム終盤で赤シールド保有者が多くなりすぎる問題、紫・赤シールドとドロップアイテムとしての金シールドの優劣、シールドをコツコツ育てるかすぐ入れ替えるか、カジュアルとランクマッチでの違いなど、広い話題でユーザーに問いかけている。 

リプライでは、現状の進化シールドのバランスは問題ないとする声が多く寄せられている。集まった意見のひとつには、スウェーデンでプロプレイヤーとして活躍するJohn Hakansson氏の声も。同氏も、進化シールドの調整については現状で満足しているようだ。激しい戦闘のあとは、蓄積した経験値やレベルによらずすぐシールドを取り替える派であるともしている。一方、進化シールドよりも白バックパックのスポーンについて苦言を呈しており、スターターキットに白バックパックを含むことを提言している。 
 

 
なお進化シールドについては、「英雄の軌跡」開幕時にやや性能の高い青アーマー・紫アーマーが以前より見かけられない報告が挙がっていた。のちにRespawn Entertainmentより、スターターキットを実装した際、本来よりも低い出現率となってしまっていたことが伝えられており、現在では問題が改善されている。多くの人が現在の調整方針に賛同を示した進化シールド。昨年は何度もHPが増減するなど変更が続いていただけに、ようやく安定した性能になってきたといえそうだ。意見を受けたLarson氏の今後の調整に注目したい。 

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

Articles: 1615