サンドボックス・アドベンチャー『Grow: Song of the Evertree』発表。錬金術にて幻想的な世界を生み出し、自分だけの街を作る
パブリッシャーの505 Gamesは6月6日、Prideful Slothが手がけるサンドボックス・アドベンチャーゲーム『Grow: Song of the Evertree』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox Oneで、2021年発売予定。
『Grow: Song of the Evertree』の舞台となるアラリアには、エバーツリーと呼ばれる木が存在し、かつては数多の世界がその無数の枝に宿っていた。しかし、世界の衰退によりエバーツリーはただの苗木となり、かつての素晴らしい世界は忘れ去られてしまっている。プレイヤーは、エバーツリーの育て方を知るエバーハート・アルケミストの最後の生き残りとして、先祖代々受け継がれてきたエバーツリーを守り育てる。
アラリアの世界には、幻想的な植物が咲き乱れ、不思議な動物が生息。また、個性的な住民が暮らしている。ここでどのように過ごすのかはプレイヤーの自由だ。花を摘んだり、釣りをしたり、あるいは虫捕りをしたり、洞窟を探検したり。困っている住民を助けるのも良いだろう。たとえば、住まいを見つけてあげたり、理想の職業に就くサポートをしてあげたり。住民に対しては、アクセサリーや装飾品を贈る要素も存在するとのこと。
錬金術によって“世界の種”の作り方を学ぶことも本作の目標のひとつ。草原や砂漠、凍った世界など、さまざまな土地を生み出すことができる。そして、そうした世界を手入れして活性化させると、新たな生命が誕生するなどさまざまな変化が現れるという。世界の種の種類によっては、予想外の驚きをもたらすこともあるそうだ。また、建物や構造物のパーツを使って、自分だけの街を作ることも可能。建物などの配置は自由にカスタマイズできる。
生み出した世界には、廃墟や洞窟、また未知のエリアも存在。洞窟ではパズルを解かなければならないこともある。そうして世界を探索するなかで、プレイヤーはエバーツリーの核心に迫ることとなり、やがて失われた知識に触れることになるという。その知識の解明は、本作の大きな目的のひとつになるようだ。
本作の開発元Prideful Slothは、オープンワールド・アドベンチャーゲーム『Yonder: The Cloud Catcher Chronicles(Yonder 青と大地と雲の物語)』を手がけたデベロッパーである。同作も、人間と不思議な動植物が共存する美しいファンタジー世界を舞台にした作品だったが、本作はそうしたテイストを受け継ぎながら、サンドボックス要素に力を入れる方向性をとっているようだ。
『Grow: Song of the Evertree』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox Oneで、2021年発売予定。Steamのストアページによると、日本語表示にも対応する模様である。