大航海時代海洋交易シム『ポート ロイヤル4』国内発表、9月2日発売。Steam版も同日に日本語対応へ
Kalypso Media Japan株式会社は5月27日、海洋交易シミュレーションゲーム『ポート ロイヤル4』を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switchで、9月2日発売予定。価格はPS5/PS4版が7678円、Nintendo Switch版が6578円(共に税込)。
ダウンロード版に加えパッケージ版も同時発売され、パッケージ版には事前予約特典としてサウンドトラックCDが同梱。AmazonとGEOでは店舗特典も用意される。また、世界に先駆け日本先行発売となるPS5版には、DLC「バッカニア」が最初から収録されている。
『ポート ロイヤル4』は、17世紀のカリブ海を舞台にした海洋交易シミュレーションゲーム。『ポート ロイヤル』シリーズとしては、前作から8年ぶりとなる最新作だ。ポルトガルやスペインによる新航路や新大陸の発見を皮切りに、オランダ・イギリス・フランスといったヨーロッパの主権国家が海外進出を果たした大航海時代を描く作品。カリブ海は各国の植民地獲得競争に向けた覇権争いの中心地である。
本作には、チュートリアル・キャンペーン・フリーゲームの3種類のゲームモードを収録。チュートリアルでは「サミーの航海学校」にて、カリブ海の冒険を成功に導くための基本を、10章構成で習得することができる。キャンペーンモードでは、プレイヤーはスペイン·イングランド·フランス·オランダの4つの国家と、冒険家·商人·バッカニア·海賊の4つの属性からキャラクターを選択してストーリーを進めていく。選択した国ごとに時代が異なり、たとえばイングランド編では1589年から開始し、スペインとの敵対関係がフォーカスされる。
そしてフリーゲームモードでは、国の規模やホームタウンの拠点、資金やゲーム難易度などをカスタマイズして楽しむことが可能だ。スペインは住民を増やすのに優位であり、またイングランドは戦艦の製造に長けているなど、国ごとに異なる特徴を活かした戦略が求められるという。
プレイヤーは植民地国の総督である。交易と海戦により経済勢力圏を拡張し、領土支配を強めていく。植民地の開拓には資金が欠かせないため、交易により収益を得て港町を開発。カリブの島々に点在する町で物資を安く仕入れて高く売ったり、風土に根ざした生産施設を建設し、産業を発展させたりして収益を生み出すのだ。
カリブ海には60の都市が存在し、ラム酒や贅沢品を生産するための25種類の生産拠点を含む、計50種類の建物を建設可能。建設予定地は近隣との関係が大きく作用するそうだ。また、街に建物を建設することで市民の幸福度を管理でき、生産性を向上させることができる。経済を発展させるには、需要と供給を把握した適切な交易が必要不可欠だという。
交易がスムーズに進まない場合は、撤退を選択することもできる。一方で、それでも交易を推し進める場合は海戦に持ち込み、船長や特殊能力、大砲を駆使して艦隊を勝利に導こう。本作には、16~17世紀に活躍した実在の船種をモデルにした、全18種類の船を収録。海戦で勝つための軍用船だけでなく、交易に役立つ船など、用途や特性はさまざまである。海戦においては、最大8隻対8隻のターンベース制をシリーズで初めて採用している。
『ポート ロイヤル4』は、PS5/PS4/Nintendo Switch向けに9月2日発売予定。パッケージ版については、本日より各小売店にて予約受付が開始している。なお、本作はPC(Steam)版が昨年9月から先行して配信中。現時点では日本語に対応していないが、コンソール版の国内発売日である9月2日に、PC版も日本語に対応するとのことだ。