ウサギがお世話する温室管理ゲーム『Bunhouse』発表。さまざまな植物を育てながら、自分だけの温室を作り上げる

ウサギがお世話する温室管理ゲーム『Bunhouse』発表。Steamにて発売予定。『Bunhouse』は、ウサギとなり、さまざまな植物を育てながら、自分だけの温室を作り上げるゲームだ。

インディースタジオのReky Studiosは5月10日、温室管理ゲーム『Bunhouse』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、今年9月に配信予定。Nintendo Switch版も検討しているとのこと。


『Bunhouse』は、ウサギのキャラクターでプレイする温室管理ゲームだ。ソロあるいは最大4人でのローカル協力プレイに対応。『どうぶつの森』シリーズから影響を受けて開発されており、ゲーマーもそうでない人もリラックスして楽しめる、やさしい作品を目指しているという。

本作にてプレイヤーはかわいいウサギとなり、自らの温室にてさまざまな植物を育てる。植物は、ホウライショウやピレア、ポトス、レモンボタンシダ、カヤツリグサ、カラテア、アロエなどが登場し、ゲームを進める中でアンロック可能。植木鉢に専用の土を投入し、育てたい植物の種を植えるのだ。

植物の種類によって、生育に必要な水の量や日照時間が異なる。そのため、それぞれの植物の状態を確認しながら、じょうろを使って水を与えたり、適切な鉢を利用して温室内に配置したりと管理し育てていく。土壌の品質も生育に関係するようだ。


育てた植物は売却することができる。ちなみにこの世界では、ニンジンがお金代わり。ニンジンを消費することで、温室をアップグレード可能だ。鉢を並べる台など植物を育てる上で役立つものもあれば、植物を絡ませたゲートや、金魚が泳ぐ小さな池など、デコレーションとなるものも入手できる。本作では植物を育てるだけでなく、自分だけの温室をデザインする楽しみもあるわけだ。

またトレイラーでは、天井に渡した配管から水を散布する装置も確認できる。そうした新たな設備や、吊り鉢など特殊な植木鉢なども、ニンジンで購入して手に入れるのかもしれない。植物の生育や作業の効率化にかかわりそうだ。このほか、温室の色を塗り替えることも可能である。


開発元Reky Studiosは、インディー開発者Patrick Gauthier氏の個人スタジオで、本作はモデリングからプログラミング、音楽まで、すべて同氏がたったひとりで手がけているという。かわいいウサギをプレイヤーキャラクターとした理由についてGauthier氏は、家飼いのウサギの正しいケアの仕方について、飼い主の理解を深めたいと語る。本作では関連する非営利団体と協力。本作の起動時にはそうしたウサギのケアに関する情報が表示され、また収益の一部を同団体に寄付するとのこと。

『Bunhouse』は、PC(Steam)向けに9月配信予定。現在Kickstarterのクラウドファンディングキャンペーンにて開発費を募っており、すでに初期目標金額(1万1800ドル)は突破。さらにストレッチゴール達成によって、ウサギをさまざまな帽子で着飾れる要素の追加が決定している。魚釣り要素追加の達成も目前である。また、出資金額が3万ドル(約326万円)に達した場合は、Nintendo Switch版もリリースするとのこと。興味のある方はキャンペーンページをチェックしてみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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