サイバーパンク超能力アクション『FORECLOSED』8月12日発売へ、日本語対応予定。身元を剥奪された男の、ディストピア逃走劇
Merge Gamesは5月20日、サイバーパンクアクションアドベンチャー『FORECLOSED』の発売日が現地時間で8月12日になることを発表した。 PC向けにはSteam/Epic Gamesストアにて配信され、海外コンソール向けにはPS5/PS4/ Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switchにてリリースを予定している。価格は19.99ドル(約2173円)。Steamのストアページによれば、PC版は日本語表示に対応するようだ。
【UPDATE 2021/05/21 21:26】
弊誌からMerge Gamesに問い合わせたところ、国内コンソール向けにも『FORECLOSED』を発売する旨が伝えられた。
『FORECLOSED』はコミック風ビジュアルで展開されるサイバーパンク・アクションだ。舞台となるのは、国によって人々が脳にインプラントを埋め込まれる世界。市民はみな、自らの身元証明を維持するために企業へ奉仕している。主人公エヴァン・カプノスもそんな社会に生きるひとりの男だった。しかしあるとき、彼のデータを握る企業がなぜか倒産。企業の財産が差し押さえられるのと同時に、エヴァンのIDも抵当流れ(foreclosed)として処分されることになってしまう。彼は自分の身元とインプラントがオークションにかけられる前に、決死の逃亡を試みる。
本作では、エヴァンは自身の脳に埋め込まれたインプラントを使ってさまざまな戦闘手段を講じることができる。たとえば、敵が盾を装備して出現したときは複数の方法で対抗することが可能だ。ひとつはエヴァンが所有する武器「Symbiotic Pistol(共生ピストル)」を利用すること。同武器はエヴァンの脳と接続した武器で、弾丸のいらない特殊な銃。改造することでマシンガンモードなどさまざまな機能を追加することができ、盾を持った敵には装甲貫通の機能を有効化することでダメージを与えることができる。
あるいは、エヴァン自身の能力を利用することも可能だ。エヴァンはインプラントの力を使い、さまざまな超能力を行使することができる。たとえばテレキネシスの能力を発動すれば、周囲の大きなオブジェクトを持ちあげて敵にぶつけるといった活用の仕方ができる。盾を持った敵に対しては、スラムの能力が有効だ。こちらは敵を地面に叩きつける能力だが、盾持ちの相手に使用すると相手の防護壁を引きはがすことが可能となる。
このほかインプラントはハッキング機能も備えており、施設のカメラにアクセスして視界をジャックするほか、敵に埋め込まれたインプラントをハックすることも可能。正面からの戦闘にも、ステルスプレイにも活用することができる。強力なパワーを発揮する共生ピストルや超能力だが、過信は禁物。能力を使いすぎると負荷がかかり、一定量を超過するとスタン状態になってしまう。使用限度内でどのように力を活用して立ち回るかが重要となる。また本作はRPGライクなスキル制度を採用。成長するほどさまざまな能力をアンロックすることができ、自由な戦闘スタイルをとることができる。
『FORECLOSED』は8月12日に発売予定。PC向けにはSteam/Epic Gamesストアにて配信され、海外コンソール向けにはPS5/PS4/ Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switchにてリリースを予定している。