物理演算戦争シム『Totally Accurate Battle Simulator』PC版が正式リリース。グダグダ兵士たちの戦いを見守る
デベロッパーのLandfallは4月2日、戦場シミュレーションゲーム『Totally Accurate Battle Simulator』を、SteamおよびEpic Gamesストアにて正式リリースした。価格は2050円。
『Totally Accurate Battle Simulator』は、戦場に兵士などのユニットを配置して戦わせるシミュレーションゲームだ。ユニットには、スパルタ兵や騎士、ゼウスやガイコツのようなファンタジーのキャラクター、さらにマンモスなど合わせて100種類以上が登場。また、ユニットクリエーターにてオリジナルのユニットを作成することもできる。そうしたユニットを、さまざまな環境・レイアウトの戦場に敵味方に分けて配置し、AIによる戦いの行方を見守るのだ。
サンドボックスモードではユニットの数や配置は自由であり、壮大な戦いをシミュレートすることも可能。一方で、ユニットにコストが設定され、規定コスト内で配置していくキャンペーンモードも用意されている。本作では、“史上最高にグダグダな物理演算システム”が各ユニットに導入されており、戦いの中では笑える展開になったり、意外な結末を見ることも。ユニットの種類や配置を少し変えるだけでも、あるいはまったく同じであっても、異なる戦いが見られることだろう。
今回の正式リリースにあたっては、まずローカル・オンラインマルチプレイモードが実装された。また、2種類の新勢力が追加。それぞれに秘密のユニットが1体ずつ用意されているとのこと。さらに、マップとキャンペーンについても各2種類追加されている。機能面では、体力バーの表示設定が用意されたほか、Twitchとの連携機能も追加。またUIデザインや、ゲームコントローラーのデフォルトボタンレイアウトの変更が実施されている。
『Totally Accurate Battle Simulator』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)にて配信中。なお、本作はXbox Series X|S/Xbox One向けにも配信されているが、こちらはまだ早期アクセスにあたるGame Preview中となっている。開発元Landfallによると、カスタムコンテンツに関する技術的な問題によりアップデートが遅れているとのことだ。
ちなみに今回の正式リリースに合わせて、スピンオフ作品としてSteamにて配信中の『Totally Accurate Battlegrounds』が基本プレイ無料化されている。同作は、最大60人のプレイヤーで戦うバトルロイヤルゲーム。もともと『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』のパロディとしてエイプリルフール用に企画された作品で、『Totally Accurate Battle Simulator』と同じグダグダ物理演算システムに悩まされながらの戦いを楽しめる。興味のある方はこちらもチェックしてみてはいかがだろうか。