『FF7』野島一成氏がシナリオ手がける『アストリア アセンディング』発表。世界の調和を守るRPG、PC/コンソール向けに発売へ
パブリッシャーの3gooは3月29日、『アストリア アセンディング』を正式発表した。対応プラットフォームはPS4/PS5/Nintendo Switch。3月27日にマイクロソフトが放送したShowcase: ID@Xboxでは、海外パブリッシャーのDear Villagersが同作のPC(Steam)/Xbox Series X|S/Xbox One向けの発売を発表しており、全機種マルチとしてリリースされるようだ。発売時期は2021年内となっている。
『アストリア アセンディング』は、2Dで描かれるRPGだ。舞台となるのは、自然豊かな大地オルカノン。ここでは、5つの種族が調和の実という食べ物を食べながら、手を取り合い平和に暮らしている。しかしその裏では、ノイズと呼ばれる脅威が生まれ混沌が迫りつつあった。プレイヤーは、8人の英雄で構成された戦隊デミゴッドを率いて冒険に出る。種族の壁を超えて力をあわせるデミゴッドは、オルカノンの地を守ることができるのか。物語のテーマは「運命と犠牲」になるという。
本作では、ターン制の戦闘が採用されている。フォーカスポイントなるシステムが導入されているという。ビーストを集めてバトルに召喚するといった要素もある。トレイラーを見るに、8人の英雄のうち4人を選び戦闘に参加させる形式のようだ。英雄たちは多様なスキルを持ち、カスタマイズも可能とのこと。コンテンツとしては、5つの都市が用意されているほか、ダンジョンは25種類以上。ゲームボリュームとしては50時間以上遊べるという。シューティング、カードゲーム、パズルなど、ミニゲームも数多く揃えられているそうだ。
『アストリア アセンディング』を手がけるのは、カナダのゲームスタジオArtisan Studio。JRPGを愛する開発スタジオで、『勇者ネプテューヌ』を手がけた実績を持つ。シナリオを執筆するのは野島一成氏。『ファイナルファンタジーVII』『ファイナルファンタジーVIII』、『ファイナルファンタジーX』『キングダムハーツ』シリーズなどを手がけてきたクリエイターだ。『ファイナルファンタジーVII リメイク』にも携わっている。野島氏は本作では世界観の構築、プロットの制作、細かなテキストなどストーリーづくり全般を手がけているという。サウンドディレクションについては、ベイシスケイプの崎元仁氏が担当。作曲を含めて同作の音楽を監修している。またアートについてはCyDesignationも関わっているようだ。
海外パブリッシングを手がけるDear Villagersは、JRPG『Edge Of Eternity』もプロデュースしている。デベロッパーもパブリッシャーも日本作品への敬意を持っており、著名クリエイターも開発に参加。日本語吹き替えに対応している点も、そうした愛の現れだろう。
『アストリア アセンディング』の対応プラットフォームは、PS4/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)。2021年の発売が予定されている。野島氏と崎元氏が本作への意気込みを語るクリエイターインタビュー動画も公開されているので、興味がある方はチェックしておくといいだろう。