野戦病院ストラテジー『War Hospital』発表。第一次世界大戦の悲惨な戦場で、負傷兵を救う希望の光となれ
パブリッシャーのMovie Gamesは3月26日、サバイバルストラテジー『War Hospital』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)および海外PlayStation 5/Xbox Series X|S。リリース時期は2022年第4四半期を予定している。
『War Hospital』は、第一次世界大戦における野戦病院をテーマにした見下ろし型ストラテジーゲームだ。プレイヤーはイギリス軍の元衛生兵、ヘンリー・ウェルズ少佐となる。1917年に再招集された彼は当初、通常どおりの業務に着任するはずだった。しかし事態は、少佐がフランス前線に送られたことで一転。無数の負傷兵が担ぎこまれる野戦病院で、ウェルズ少佐は命を救うべくギリギリの選択を迫られることとなる。
プレイヤーが本作で管理することになるのは、戦争の最前線における病院だ。人手も物資も不足しており、施設の状態は常にひっ迫。すぐそばで砲弾の音がすることも日常茶飯事の危険な状況だ。運びこまれるのは戦場で負傷した兵士たち。彼らにはそれぞれ異なる身体状態やプロフィールが設定されており、医療カードで詳細を確認することが可能。残りHPや負傷具合、それにともなう持続ダメージ量、精神状態、死亡までの猶予時間がチェックできる。
カードには「絆創膏3枚」など最適な治療方法がサジェストされるものの、必ずしもこの通りに実行できるほど物資が揃っているとは限らないだろう。このほか軍での階級や既婚/未婚、家族からの手紙といった持ち物も見ることができ、いずれの患者にも個性が与えられている。一方で、配分する医療品やアテンドする看護師の人数など、それぞれの負傷兵に治療リソースの優先順位をつける必要も。判断を下す際には人間ひとりひとりを選別する重さを味わうことになりそうだ。
野戦病院内では不慮のイベントも発生する模様。たとえば医薬品を生成する研究所で爆発事故が発生した場合には、プレイヤーは事故を修復するか否かの選択を迫られることとなる。現場を処理しなければさらなる爆発の危険性があるが、そのために医薬品生成をストップすれば物資が尽きてしまう……など、ジレンマをはらんだ難しい決断を迫られることになるのだ。
『War Hospital』は2022年第4四半期、PC(Steam)および海外PlayStation 5/Xbox Series X|S向けにリリースを予定している。