『龍が如く7』主人公パーティーのコスプレが似すぎて台湾で脚光浴びる。挙動までゲームっぽい
『龍が如く7 光と闇の行方』の主人公たちを模したコスプレ集団が現れ、話題を呼んでいたようだ。目撃された場所は、日本ではなく台湾の台北。異色の6人組が、西門町に登場したのだ。Udn Gameなどが報じている。
『龍が如く7 光と闇の行方』は、2020年1月16日にPlayStation 4用タイトルとして発売された、ドラマティックRPGである。これまでシリーズの主人公を担ってきた桐生一馬とはうってかわり、ソープランド育ちの東城会元荒川組構成員の春日一番が主人公。荒川組組長を信じて罪を被り投獄された一番は、刑期を満了し出所するが、そこでまた新たな陰謀に巻き込まれていく。
本作では、システムもこれまでのアクションベースのものからコマンド型のRPGへと変更。ハローワークでのジョブチェンジや、お金を消費して助っ人を呼ぶデリバリーヘルプなどを駆使しつつ、戦いを繰り広げる。2020年のThe Game Awards ではベストRPGにノミネートされるなど、高い評価を獲得した作品だ。
本作の物語を彩るのは、主人公となる春日一番とその仲間だ。愚直で熱血の春日に、こじらせホームレスのナンバ。血の気高めキャバ嬢の向田紗栄子。正義感の強い元警察官足立宏一、どこかで見覚えあるような容姿のハン・ジュンギ、温厚な一面もある元マフィア総帥の趙天佑。強烈な個性を持つ人物たちが紡ぐドラマが魅力の作品である。その6人全員が、西門町に集まったわけだ。
それぞれのメンバーを見ると、たしかに似ている。アップの画像などを見ると、顔や骨格などは違うのだが、とにかく雰囲気がよく似せられている。この様子は映像でも撮られており、ゲーム本編を彷彿とさせる演出になっている。騒々しい飲食街の大通りにて、6人にて行動。春日の急停止や方向転換に“おぼつかなく”ついていくドタバタっぷりは、まさしく『龍が如く7 光と闇の行方』本編そのものだ。騒音や当たった通行人が「なによー」と反応するシーンや足立さんが声を張るシーンなど、細かい部分も似せられている。
それぞれのキャラを演じているのは、コスプレイヤーたちだ。ナンバ役の吂氏と足立役のG氏が今回の企画を考えたという。コスプレで集まる計画を1年前から企画していたが、新型コロナウイルス感染拡大によって様子見に。1年の時を経て、春日軍団が集うこととなった。春日を演じるのは曮 Enyen氏。紗栄子については森野葉子氏が扮しており、趙役はSHUN 軒轅 瞬氏が担当。ハン・ジュンギについては、Lun系部綸氏が扮している。
西門町が選ばれた理由は、日本の街並みに似ているからだという。たしかに映っているシーンは、伊勢佐木ロードに見間違えるほど。ドンキホーテなど日本のチェーン店が並んでいることも雰囲気を盛り上げている。なおこれらのコスプレについては、春日一番を演じる中谷一博氏も「スゴーい!!!」とコメントを寄せている。(ある意味)本人お墨付きということで、演じた台湾のコスプレイヤーにとっても嬉しいことだろう。それぞれの写真については、G氏のFacebookeページをご参照あれ。