『レインボーシックス シージ』リコイルバグ・ナイフピーク修正へ。Y6S1で発生していたプレイヤー泣かせの問題

『レインボーシックス シージ』リコイルバグ・ナイフピーク修正へ。Y6S1で発生していたプレイヤー泣かせの問題だ。また『レインボーシックス シージ』では『バイオハザード』とのコラボスキン(ジル・バレンタイン風)の販売も開始されている。

Ubisoftは3月25日、『レインボーシックス シージ』パッチY6S1.1の配信を予告した。リコイルバグやナイフピークの削除を含む複数の修正が入る。PC向けに先立って配信され、コンソール版にもまもなく配信予定だ。


イヤー6シーズン1「CRIMSON HEIST」が開幕して間もないが、新しい環境には不具合が付き物だ。今回コミュニティを騒がせたのはリコイルバグ。どういうわけか、突然リコイルが消えるというもの。リコイルとは銃の反動のことで、狙った一点を連続して撃つためには銃弾の跳ね上がりに対してコントローラーのスティックやマウスを下に操作し、制御することが求められる。


上のツイートは、eスポーツチーム「Team Vitality」のアシスタントコーチを務めるHelbeeことLouis Bureau氏が投稿したもの。この動画では、G36Cのリコイルを制御しつつ、一点を狙って射撃しているが、数マガジンに1回程度、不自然に下に落ちているのが確認できる。勝敗に関わってくる大きな問題であることは言うまでもないが、プレイヤーが無意識に制御できるまで慣れ親しんだ反動が乱されるのは、極めて厄介なものである。

ところで、今シーズンから一部の武器の反動に違和感を覚えているプレイヤーは多く、先述のバグと相まって混沌としている。筆者もその一人だ。手足のように愛用していたType-89が驚くほど扱いにくい。おそらく横ブレの増加と思われるが、これもバグであってほしい。逆に、縦反動の変更で制御が易しくなったというプレイヤーも見られる。もしこれがバグでなければ、新しい環境でのアタッチメント探しの旅に出るほかなさそうだ。

https://twitter.com/iuDot_/status/1371925445688590339?s=20


また、もう一つ大きな話題となったのが、敵に対しほぼ身体を見せずに覗き込むことができてしまう「ナイフピーク」だ。プレイヤーがリーン状態(左右に上半身だけずらした状態)で繰り出す近接攻撃が、ほかのプレイヤーからは直立状態で繰り出しているように見える仕様を利用し、敵に対しほぼ身体を見せずに覗き込むことができるという凶悪なテクニック。敵がいる場所にリスクを背負わず索敵できると、シーズン開始直後からコミュニティで話題になった。現在、テストサーバーでは、リーン状態で近接攻撃をすると直立状態に戻る仕様に戻っているので、ライブサーバーにもこのまま反映されると思われる。

なおエクスプロイト扱いのナイフピークとは別途、トッププレイヤー層では「クイックピーク」と呼ばれる技が存在する。エイムダウン状態でのリーンとキャラクターコントロールを駆使し、一瞬だけ身体を出して覗き込む技だ。敵より優位に立ちたければ、技を会得して初めて使えるクイックピークの方を練習しよう。以下は「CYCLOPS athlete gaming」所属のプロプレイヤーAnitun氏のクイックピーク解説動画。やってみるとかなり難しい。

https://twitter.com/Anitube_/status/1348932735654653952?s=20


このほかには、マッチキャンセル、しゃがんだ状態でカメラを開くとしゃがみが解除される、マップ「国境」でドローンが埋まった状態でスタートする、という3つの不具合が修正される予定だ。

また、ゲーム内では『バイオハザード』シリーズとコラボレーションしたZofiaのエリートスキン「S.T.A.R.S.ユニット」の販売も開始されている。S.T.A.R.S.の制服を着たジル・バレンタイン風のZofiaでスコアトップを目指し、エリートモーションを見せつけよう。

Sakutaro Okano
Sakutaro Okano

フッ軽ゲームライター。生きている実感を得るため、FPSを中心にド派手なハリウッド的アクションゲームを貪って生きている。

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