動物ボール転がしアクション『Rolled Out!』Steamにて早期アクセス配信開始。ネズミ版『スーパーモンキーボール』
デベロッパーのPolarbyte GamesとSkymap Gamesは3月23日、アクションゲーム『Rolled Out!』の早期アクセスをSteamにて開始した。価格は2050円で、3月31日までは10%オフの1845円で購入可能。
『Rolled Out!』は、主人公のネズミのキャラクターが入った透明のボールを転がして、ステージのゴールを目指すアクションゲームだ。操作はアナログスティック1本だけで可能とシンプル。操作するのはボールではなくステージであり、ステージ全体を傾けることでボールが転がっていく仕組みである。開発元は特に明言はしていないが、セガの『スーパーモンキーボール』シリーズから影響を受けていることは明らかだろう。
メインのゲームモードにはアーケードモードを用意。3段階の難易度に分けて多数のステージが収録されており、制限時間内にゴールしてステージを次々に攻略していくモードだ。勢い余ってステージから落下するとライフが失われ、ライフがゼロになるとゲームオーバーである。
ステージはそれぞれ個性的なデザインとなっており、勢いをつけて一気にゴールできるものもあれば、慎重な操作を求められるものも。また、スロープや動く足場が存在したり、触れると弾き飛ばされるピンボールのバンパーのようなオブジェクトやジャンプ台、押すと動く壁などのギミックが用意されたステージも存在する。
ステージはゴールゲートをくぐりさえすればクリアだ。繊細な操作を的確にこなして、いかに速くゴールできるかがやりこみ要素のひとつとなるだろう。勢いをつけ床の起伏などを利用してジャンプすれば、意外なショートカットができるステージも存在し、そうした攻略ルートを見つける楽しさもある。
一方で、ステージ内にはコインが多数配置されている。ステージクリアには直接関係ない要素ではあるが、コインをすべて集めてからゴールするまでのタイムを競うこともやり込み要素となるだろう。コインは複数の種類が存在し、1枚で5枚・10枚分の価値を持つものも。そうした高価値なコインは取りにくい場所に配置されており、特定のアクションをこなしたり、隠しエリアのような場所へのアクセスが求められる。
アーケードモード以外には、練習用のプラクティスモードと、オリジナルのステージを作成・共有できるカスタムレベルモードを収録。カスタムレベルモードは、現時点ではゲーム外で利用するかたちとなっているが、将来的にはゲーム内でアクセスできるような実装にするとのこと。
早期アクセス開始時点では、ステージは合わせて150種類以上を収録。今後開発を進める中では、ステージやステージ環境をさらに追加するほか、ステージ内のメカニクスについても新たなものを用意するという。また、ローカル・オンラインマルチプレイに対応するほか、新たなプレイヤーキャラクターも追加予定。動物のキャラクターがベースとなるようだが、サルが登場するかどうかは不明である。
『Rolled Out!』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。正式リリースは12〜18か月後を予定しており、その際のコンテンツの充実度によって価格を引き上げる計画があるそうだ。