地下シェルター建設シム『Mr. プレッパー』Steamで配信開始、日本語対応。秘密警察の目をあざむき、自宅にサバイバル空間を増築せよ
パブリッシャーのPlayWayは3月19日、サバイバルクラフトゲーム『Mr. プレッパー』の配信を開始した。対応プラットフォームはPCで、日本語に対応している。3月26日までディスカウントが適用中で、定価2050円のところ10%オフの1845円で入手することが可能だ。
『Mr. プレッパー』は、表面上は普通の生活を送りつつ、ひそかに自宅で地下シェルターを作るゲームだ。舞台となるのは、政府による厳しい管理下に置かれた国。空中核戦争の危機が迫るとされる中、主人公は秘密裏に地下のシェルターを作り、現状打破のためのマシンを作ることを決意する。
主人公が暮らしているのは、小綺麗な2階建ての一軒家だ。しかしこれだけではサバイバルに足る秘密基地とはいえない。本作ではアリの巣のように、地下空間を拡大しさまざまな部屋を作っていくことになる。たとえば必要なアイテムを揃えるには作業台でクラフトする必要があるが、庭に表立ってワークベンチを広げていては怪しまれる。地下にガレージを作り、そこを主なクラフトスペースとすることで安全に計画を進めることができるのだ。クラフトの材料は、たとえばガラスであれば家の中の余分な食器を分解することで入手可能。金属などの希少な材料は外部の店とトレードすることで手に入る。また近所の森に行けば、豊富な木材を拾って帰ることもできるのだ。
主人公には睡眠・空腹のパラメーターが存在する。いずれも活動可能時間や制作効率に関わる重要な数値だ。どちらも健全に保つには、ずっと作業にかかりきりになるのではなく適宜ベッドで休んだり、食べ物を食べたりする必要がある。特に食料確保は、これから来るべきシェルター生活に備えてばっちり確保しておきたいところだ。地下室は作業スペースだけでなく、自前の農園としても活用することが可能だ。土を敷いて野菜を育てることで、自給自足への第一歩を踏み出すことができる。
シェルター作りに精を出していると、時おり危機が訪れることがある。それは、月に何度かの政府エージェントによる訪問だ。エージェントは自宅に上がり込むと、部屋の隅々まで検分して怪しいものがないかを調査。このときシェルター作りに関わる存在がバレてしまうと、ペナルティーを受けることになってしまう。よってエージェントの訪問直前には、疑わしいものをすべて隠すことが必要だ。壁に貼った計画表はポスターで隠したり、地下室への入り口は絨毯で隠したりと、即時応答で柔軟に対応することが求められる。表では従順な市民のふりを保ちつつ、裏では最終脱出用のロケット建造に励むのだ。
Steamでのレビューはすでに200件以上のポジティブ評価がつき、「非常に好評」との反響を受ける本作。クエスト方式で進行するわかりやすさや、サバイバルだけでなく自分好みの邸宅・シェルターに改造できる自由度の高さが好意的に受け止められているようだ。ただし、日本語訳についてはところどころ文字化けや機械翻訳感が見られる部分も。どうしても気になる人はアップデートを待っておくのもいいだろう。
『Mr. プレッパー』はSteamにてPC向けに発売中だ。