PC版『Batman: Arkham Knight』が来週10月29日に再リリース、重度のパフォーマンス問題発覚から4か月間を経て
Warner Bros. Interactive Entertainment(以下、Warner Bros.)は、PC版『Batman: Arkham Knight』を太平洋夏時間の10月28日午前10時に再リリースすると発表した。日本時間では木曜日の10月29日午前2時に解禁される見込み。6月末のローンチ時に様々な問題が発覚してから約4か月、ようやく『Batman: Arkham』シリーズの最終章がPCゲーマーへと届けられることになる。
Warner Bros.によれば、PC版『Batman: Arkham Knight』の再リリースと同時に、既存のPC版へのフルアップデートパッチが配信される予定だそうだ。またフォトモードやビッグヘッドモード、『Batman: Arkham Asylum』のバットマンスキンやARチャレンジの追加キャラクターなど、現在までに配信されてきた全コンテンツもリリースされる。シーズンパスを保有しているプレイヤーには、現在まで配信されてきた全コンテンツも提供される。
2015年6月末、『Batman: Arkham Knight』はPC/PS4/Xbox One向けにリリースされたが、PC版では発売直後から不安定なフレームレートなどパフォーマンス関連の問題が散見され、Steamレビューやフォーラムは「まともに動作しない」の報告で埋め尽くされていた。事態を重く見たWarner Bros.は、問題が解決するまで販売を中止することを発表し、購入したプレイヤーにはSteamでの返金を推奨。その後4か月にわたり修正や改善のアップデートが続けられていった。
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再販売は(たとえフルプライスであり、お詫びのコンテンツが無いとしても)喜ぶべきかもしれないが、なぜ今回このような問題が起きたのか、Warner Bros.側から一切事情が語られていない点は疑問だ。フレームレート問題は序盤の一人称視点シーンから発生すると報告されており、パブリッシャーや開発側が発売前にこの現象に気づいていなかったとは考えづらい。実際に海外では匿名希望の関係者たちが、Warner Bros.は問題を数か月前から把握していたという内部告発をおこなっていた。Warner Bros.は2015年4月にもPC版『Mortal Kombat X』でよく似たパフォーマンス問題を発生させており、PC版においては発売日にゲームを買ってはいけないパブリッシャーの仲間入りをはたした感がある。