Nintendo Switch/PC対応コントローラー「8BitDo Pro 2」海外周辺機器メーカーが発表。背面ボタンを搭載、ボタンマッピングにも対応

8BitDoは3月15日、ゲームコントローラー「8BitDo Pro 2」を発表した。対応プラットフォームは、Nintendo Switch/Windows(XInput/DirectInput)/macOS/Android/Raspberry Pi。

ゲーム周辺機器メーカーの8BitDoは3月15日、Nintendo SwitchやPC、モバイルに対応するゲームコントローラー「8BitDo Pro 2」を発表した。海外では4月12日に発売予定で、価格は49.99ドル(約5460円)。ブラック・グレー・G Classicの3色展開となる。


8BitDoは、アナログスティックとグリップを搭載したスーパーファミコン風コントローラー「SN30 Pro+」をリリースしており、今回発表した「8BitDo Pro 2」はその後継モデルにあたる。見た目はほぼ同じだが、随所にアップグレードを施しているようだ。まず基本的な仕様として、対応プラットフォームは、Nintendo Switch/Windows(XInput/DirectInput)/macOS/Android/Raspberry Pi。Bluetooth 4.0での無線接続とUSBでの有線接続に両対応し、無線時は4時間の充電で20時間プレイ可能とのこと。振動機能およびモーションコントロールにも対応する。

もっとも大きな進化ポイントというと、背面にパドルボタンを2個追加したことだろう。後述する専用アプリにて任意のボタン操作を割り当てると、たとえばアナログスティックを操作しながらABXYボタンの入力が可能になり、ゲームによっては便利である。8BitDoは、“プロレベル”の背面ボタンだと謳っており、使い勝手や精度にも自信があるようだ。


また、本機は過去のゲーム機へのリスペクトをもってデザインしているそうで、たとえば十字キーの操作感はオリジナルを彷彿させるよう特に配慮したとのこと。おそらく、ファミコンやスーパーファミコンのことを指しているのだろう。そのほか、グリップ部の背面には滑り止めの微細なテクスチャも追加されている。

8BitDoは専用アプリ「Ultimate Software」をPC/モバイル向けに配布しており、これを利用することで本機のカスタマイズが可能だ。ボタンマッピングから、アナログスティックおよびLRトリガーの感度や、振動機能の強さの調整、さらにマクロも設定できる。マクロは、任意のコマンド入力を1ボタンで呼び出す機能のこと。そうした設定は、プロファイルとして3種類まで保存でき、アナログスティックの間にあるボタンにていつでも切り替え可能である。このプロファイル切り替えボタンも追加機能のひとつだ。


8BitDoは、PCなどにも対応するNintendo Switch向けコントローラーを多数手がけており、任天堂の公式ライセンス商品ではないものの、海外では一定の人気を獲得している。今回発表された「8BitDo Pro 2」について、現時点では日本でも発売されるかどうかは不明だが、たとえばサイバーガジェットが同社製品を多く取り扱っており、国内でも正規に流通することを期待したい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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