『あつまれ どうぶつの森』“2月29日の誕生日“者向けに専用演出が用意されていた。ほかの日とは異なる、特別なお祝い
『あつまれ どうぶつの森』のプレイヤーにとって、楽しみなイベントのひとつが自身の誕生日。この日には、おめかしをした島の住民たちが盛大なバースデーパーティーに招待してくれる。また住民たちとイベント専用の会話が楽しめるほか、とたけけから誕生日限定ライブで祝福されるのだ。
この誕生日イベントは、島の住民や好感度によって多少内容は違えども、大筋はプレイヤー共通となっている。しかしながら最近、2月末を迎えたことで特定誕生日のプレイヤーに専用演出が用意されていることが明るみになった。Redditなどで注目を集めている。
専用演出が用意されているのは、うるう年の2月29日である「うるう日」に誕生日を設定したプレイヤーだ。本年2021年はうるう年ではないため、2月は28日まで。現実ではうるう年でない場合は前日の2月28日、もしくは翌日3月1日にうるう日の誕生日を祝うという。しかしながらゲームである本作では、いつ誕生日が祝われるのだろうか。そもそもうるう日は考慮されておらず、イベントが発生しないのではないか。気にかかったプレイヤーもいたことだろう。
うるう日が誕生日であるredditユーザーのAFanOfStickers氏によると、うるう年でない場合には誕生日前日の2月28日にイベントが発生するようだ。そして同氏が公開した誕生日を祝う住民ジョンとの会話からは「早めに誕生日パーティーを開く必要があった 今年はうるう年じゃないからな」といった、うるう日が誕生日のプレイヤーに向けて専用演出が用意されていることが確認できる。なお国内版でも、「今年はうるう年じゃないから ちょっぴり早くなっちゃって、ゴメンね」などの専用会話が見られるようだ。
同氏の投稿を見たユーザーからは、見過ごされがちに思えるうるう日まで考慮されているのは素晴らしいといったように、誕生日イベントに隠された細やかな配慮に感嘆の声があがっている。なにより、実際にうるう日が誕生日であるユーザーにとって喜ばしい仕様といえるだろう。
今回注目を集めた特定誕生日のプレイヤーに向けた専用演出。この演出は、『どうぶつの森』シリーズのヘビーユーザーにとってはある程度推測できたものといえるかもしれない。というのも、過去作にも同様の専用演出が用意されていたからだ。
前作『とびだせ どうぶつの森』では、2月29日が誕生日のプレイヤーがうるう年以外の2月末にゲームを起動した際、しずえから「今年はうるう年じゃないから 今日お祝いさせてください!」といった内容のお祝いメッセージが贈られる。またスマホアプリ『どうぶつの森 ポケットキャンプ』も同様に、「お誕生日おめでとう・・・といっても 本当は2月29日生まれだから1日早いんだよね?」などの専用会話が住民に用意されているのだ。
これらのことから、本作の誕生日イベントに隠された専用演出は過去作から受け継がれたものであり、細かな部分まで配慮が行き届いた、シリーズ伝統のあたたかみを感じる仕様といえる。
ちなみにシリーズ過去作では、今回の誕生日イベント以外にも、全プレイヤーに向けたうるう年にまつわる専用演出が用意されている。専用演出が見られるのは2月29日。盛大なイベントがおこなわれるわけではないが、住民たちとうるう日限定の会話が楽しめたのだ。次のうるう年は2024年とまだまだ先のことだが、本作でも過去作同様に特別な会話が見られるかもしれない。頭の片隅に置いておくといいだろう。