『スマブラSP』アプデにてバランス調整。ピチュー強化のほか、ホムラの上Bガーキャンも加わり対戦が賑わう

任天堂は3月5日、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』更新データVer.11.0.0を配信開始した。恒例のファイター調整も実施されている。

任天堂は3月5日、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)更新データVer.11.0.0を配信開始した。新ファイターである「ホムラ/ヒカリ」が追加されたほか、ショップに新たなスピリッツが入荷。さらに恒例のファイター調整も実施されている。


今回の調整の目玉となるのは、ピチューの強化だ。ピチューといえば、同作発売当時は高いコンボ性能を誇り、優秀なわざや小さな体格差によって強いとされていたファイター。Ver.3.1アップデートによって攻撃が全般的に弱体化されたほか、ピチューの弱点である自傷ダメージが増加されるなど、性能を抑える調整が続いていた。一方で弱くなりすぎたとの声もあり、このたび強化されることとなった。全体的に自傷ダメージが控えめになったほか、空中通常攻撃の両耳が一時無敵に。一方で、今回の調整はあくまで自傷攻撃の低減がメイン。遠距離攻撃である通常Bの自傷リスクは健在で、猛威を奮った横強も据え置きということで、順当な調整だと言えそうだ。
【UPDATE 2021/3/5 14:30】
「猛威を奮っていた横B」という記述を「猛威を奮っていた横強」へと修正


そのほか、ベレト / ベレスも強化されている。スピードはないながら、リーチの長さやふっとばし能力に強みを持つファイター。今回の調整では、下スマッシュ攻撃のふっとばし性能が強化されたほか、横Bの牽制性能もアップ。上Bの踏みつけ時のふっとばし性能が強化された。せっかく上Bで相手を引っ掛けて落としたのに、すぐに復帰されてしまう、そんな機会も減りそうだ。


パルテナは、ダッシュ攻撃と前空中攻撃のスキが増え、弱体化寄りの調整に。リーチの長さにて存在感を見せていたミェンミェンについても、横スマッシュ攻撃のホールド時間やドラゴンビームのふっとばし性能が抑えめに調整されたほか、空中回避や倒れた時間のスキも増えている。全体的には、手堅い調整になっている印象。詳細については、任天堂公式サイトを参照してほしい。

また今回の調整とは直接関係ないが、昨晩放送された「ホムラ/ヒカリの使い方」にて、ホムラの上Bであるプロミネンスリボルトの性能の高さが話題を呼んだ。復帰性能としてはガオガエン寄りで物足りなさを感じるものの、攻撃性能としては発生からふっとばし性能までピカイチ。桜井氏も「出だしの切り上げが速く、確実に当てられるならば有効」とコメントしている。クラウドの上Bのように、ガードキャンセルからしっかり当てられる強力な性能だとして、Twitterでは「ガーキャン上B」という単語がトレンド入りを果たしていた。桜井氏も同番組のデモ対戦にて、ホムラの上BにてCPUとの対戦に勝利している。


ホムラ自体はどのわざもスキが多いファイター。ヒカリとどのように切り替えていくか、使い手の技量が試されるところ。実際に上Bは使いやすい性能だと認められているようだが、あくまでわざのひとつ。「ホムラ/ヒカリ」が実際にどこまで強いかは未知数である。プレイヤーによる研究や、ほかのファイターとの相性なども加味され、段階的に決定されそうだ。調整と新ファイター参戦により、『スマブラSP』の対戦はさらに盛り上がることだろう。

『スマブラSP』はNintendo Switch向けに発売中だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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