北欧神話オープンワールドサバイバル『Valheim』ついに販売本数400万本突破。 早期アクセス配信開始後、ほぼ毎週100万本積み上げ
Iron Gate Studioは2月25日、『Valheim』の販売本数が400万本を突破したことを発表した。本作は2月3日にSteamでの早期アクセス配信を開始し、2月20日に販売本数が300万本を記録したばかり。5日間でさらに100万本売上を伸ばした。
またIron Gate Studioの発表によると、ピーク時の同時接続ユーザー数は50万人を突破。歴代で見ても、ピークの同時接続ユーザー数がSteamでもっとも多いゲームのひとつになった。ピーク時の同時接続ユーザー数ランキングとしては、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』が320万人、『Counter-Strike: Global Offensive』が130万人、『Dota 2』が129万人、『Cyberpunk 2077』が105万人ほど。次いで『Valheim』という順位だ。
ほかにも興味深いデータが共有されている。『Valheim』全プレイヤーの累計プレイ時間は1万年に 。Steamでの評価も極めて高く、8万1000件以上のユーザーレビューが寄せられ「圧倒的に好評」となっている。またSteamのレビュースコアトップ250にも入っており、その順位は上昇中。2月25日8時時点で57位となっている。たくさんのプレイヤーに長く遊ばれ、それでいて愛されているということだ。
スタジオの開発者は、プレイヤーの驚くべきクリエイションとアイデアのおかげで、『Valheim』を開発するモチベーションを保っているとのこと。『Valheim』のSubredditには毎日沢山のファンアートやミーム、建築作品が投稿されている。たとえば「ロード・オブ・ザ・リング」に登場する巨塔バラド=ドゥーアを再現するプレイヤーも現れた。何重もの防壁に守られた砦であり、塔の上には冥王サウロンの燃える目が据えられている。こちらはNexus Modsへデータがアップロードされている。これは特別に大がかりな作品だが、こうした投稿も開発のモチベーションへ繋がっているのだろう。また『Valheim』そのものが建築フレンドリーな仕様なため、こうしたユーザークリエイションが促進されているとも言えそうだ。
早期アクセス配信開始から、口コミによって爆発的な人気を獲得した本作。プレイヤーから好評な点として、チュートリアルの親切さ、物理演算を利用したゲームプレイなどがあげられる。焚火の煙は煙突を作って排出する必要があるほか、建築物も物理法則に従うため、柱と梁の使用を求められる。リアルさだけでなく、快適なプレイも特徴だ。食べ物は豊富で食べなくとも死なないため、サバイバルゲームでありがちな食べ物を探してさまよう場面はない。厳しさと快適さのバランス具合もまた、愛される理由なのだ。
Iron Gate Studioは100万本を売り上げるたびに発表を行っている。しばらくこの勢いはとまらないだろう。500万本の発表も遠くはないかもしれない。『Valheim』は、PC(Steam)向けに2050円にて早期アクセス配信中だ。