過酷オープンワールドサバイバル『RUST』にソフトコアモード登場。死亡リスクを軽減し、裏切りだらけの世界に救済
Facepunch Studiosは2月5日、オープンワールド・サバイバルゲーム『RUST』へソフトコアモードを追加することを発表した。通常ルールの『RUST』よりカジュアルなバランス調整がされた10台のサーバーが追加予定だ。
『RUST』のソフトコアゲームモードは、ライトなプレイヤーを対象にしたモードだ。過酷すぎないバランスで遊びたいプレイヤーの声に応え、ゲームモードを追加したとのこと。今後もカジュアルなモードの開発と改善が続く予定だ。
ソフトコアゲームモードの特徴は以下のとおり:
・キャラクターがキルされたとき、インベントリの半分を死亡地点か、バンディットタウンと前哨基地で発見できるターミナルで要請可能。ただしアイテムは2時間で消滅
・すべてのプレイヤーはいつでもバンディットタウンか前哨基地のセーフゾーンでスポーン可能。(非敵対状態の場合)
・負傷状態のプレイヤーのコンテンツのみを閲覧可能
・最大チームサイズは4人(工具棚とオートタレットが認証できる人数も含む)
今回追加されるソフトコアゲームモード用の公式サーバーは10台。ただしアジア圏のサーバーはまだ発表されていない。また、ハードコアな通常ルールのサーバーもこれまでどおり稼働する。『RUST』のメインはハードコアで過酷なPvPであることに変わりない。とはいえFacepunch Studiosは、カジュアルなルールを望む声も多く受け取ってきたようだ。
昨年12月下旬から『RUST』はプレイヤーが増加し、Twitchの配信も盛り上がっている。海外の配信者コミュニティOfflineTVが企画した配信イベントをきっかけに、Twitchの視聴者数は130万人を突破した。スペインの配信者が集うEgolandサーバーも配信人気の理由だ。
同時にSteamの同時接続者数もピーク時24万人以上を記録している(SteamCharts)。もともと人気のあるゲームであったが、1月は平均プレイヤーが2倍近くまで増加した。公式ブログによると、Steamでの販売本数は約1050万本にのぼる。最近『RUST』を始めたばかりのプレイヤーも沢山いるのだろう。
人気といえど、通常の『RUST』はシビアなPvPが特徴のマルチプレイ・サバイバルゲームだ。知らないプレイヤーと協力することもあるかしれないが、基本は敵対して物資を奪い合う。再ログインしたとき拠点が廃墟と化し、身ぐるをはがされていることもあるだろう。持っているアイテムをすべてロストするリスクがつねに存在するゲームである。また多人数でチームを組むと単純に強い。ソフトコアゲームモードはチーム人数制限などにより、こうした過酷さを緩和してくれるはずだ。
『RUST』では公式サーバーのほかにコミュニティサーバーも存在。カジュアルなルール設定のサーバーや、PvEサーバーも公開されている。またコミュニティサーバーは、公式サーバーより人が少ない傾向がある。PvPを避けたい場合、人口密度の低いサーバーに参加するのも手だ。それでも公式サーバーで遊びたい場合、PvPは避けては通れない要素。ソフトコアゲームモードでは、カジュアル寄りのルールで公式サーバーに慣れることができるだろう。
ほかのアップデートとしては、ドローンデリバリーシステムが登場した。デリバリーマーケットが前哨基地とバンディットタウンに設置されている。配送料20スクラップを支払うと、ドローンが自動販売機やNPCのショップから品物を運んできてくれるというものだ。公式ブログではアップデート情報のほか、2021年1月時点での統計情報なども共有されているのでチェックしていただきたい。