神々が拳を交える対戦格闘ゲーム『Fight of Gods』Nintendo Switch版が2月28日に販売終了へ。開発元も認める

賈船(COSEN)は2月2日、対戦格闘ゲーム『Fight of Gods』のNintendo Switch版について、2月28日をもってニンテンドーeショップでの販売を終了すると発表した。開発元も認めている。

パブリッシャーの賈船(COSEN)は2月2日、対戦格闘ゲーム『Fight of Gods』のNintendo Switch版について、2月28日をもってニンテンドーeショップでの販売を終了すると発表した。パッケージ版の販売については在庫限りになるとのこと。販売終了の理由について同社は、開発会社から今期の契約更新をしない旨の連絡があったためだとしている。

『Fight of Gods』は、世界各地の神や聖霊、神話中のキャラクターらが闘う対戦格闘ゲームだ。イエス・キリスト・如来仏(ブッダ)・ゼウス・オーディン・天照大神・スサノオなど、計15体と隠しキャラ1体が登場。神々が拳を交えるという奇抜な世界観が話題を呼んだ。基本的なゲームシステムはクラシックな2D格闘ゲームと同様で、弱・中・強攻撃と投げ、また十字キーでのコマンドと組み合わせた必殺技が可能。ゲージを溜めると、超必殺技や神の力を発動できる。

本作を手がけたのは、台湾のインディースタジオDigital Crafter。今回の国内Nintendo Switch版の販売終了について、同スタジオの設立者であり本作のプロデューサーを務めるKen Wei氏に弊誌が伺ったところ、賈船との契約終了時期を控えて更新しない決断をしたことを認めた。理由としては、「シンプルに、新たな一歩を踏み出す時だと感じたため」とのこと。また、賈船との仕事は素晴らしい経験だったとし、同社の努力にはとても感謝していると述べている。

なおDigital Crafterによると、国内Nintendo Switch版『Fight of Gods』については一旦販売終了となるが、ニンテンドーeショップにて再配信する計画があるそうだ。時期は未定。ただし、賈船からの発表にもあるように、天照大神役を演じた声優の宮崎珠子さんのボイスについては、別のものに差し替えるとのこと。おそらく権利関係の問題があるのだろう。そのほかのコンテンツについては現状と同じであり、日本語表示にも対応する。

『Fight of Gods』のNintendo Switch版は、2月28日に一旦販売終了となる。ニンテンドーeショップでは、2月4日まで20%オフの1200円となっているため、宮崎珠子さんの声が聞きたい方や再配信まで待てないという方は、今のうちに購入しておくと良いだろう。本作は、ほかにPC(Steam)/PS4向けにも国内配信されているが、こちらはDigital Crafterが自主販売しており、今回の販売終了の影響は受けない。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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