『ファイアーエムブレム ヒーローズ』第5回英雄総選挙、NPC“門番さん”がぶっちぎりの1位に輝く。非プレイヤーの支援も強し

『ファイアーエムブレム ヒーローズ』公式Twitterアカウントは2月2日、「第5回 英雄総選挙」の結果を発表。トップ600が明かされており、NPCである門番がトップを飾ったとして、話題を呼んでいるようだ。中間発表から引き続き、無類の人気の高さを見せてトップに輝いた。

英雄総選挙は、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』で実施されている人気企画。『ファイアーエムブレム』各作品から好きな英雄（キャラ）を選び、1日1度投票できる。最終結果が出た際には、票数が多かった男性・女性それぞれ上位2位のキャラが特別な衣装を着た総選挙バージョンとしてゲーム内に登場する。投票できるのはニンテンドーアカウントと連携しているユーザーのみである。

門番の票数は7万2267票。2位であるマルスの4万6699票を大きく引き離し、1位に輝いた。過去の英雄総選挙の得票数を見てみると、第3回で1位に輝いたアルムの票数は6万2216票。第4回でトップを飾ったエーデルガルトは7万4617票。門番は、エーデルガルドに次ぐ歴代二番目の票を集めたことになる。男性編・女性編の上位2位の英雄が総選挙特別バージョンとしてゲームに登場する本企画。第1回から上位にランクインし、トップ2を狙い続けていたマルスが悲願の2位を獲得。一方で同じく第1回から人気のあったクロムについては3位に留まり、またしても涙をのむこととなる。
【UPDATE 2021/2/2 14:40】
歴代トップの得票数がエーデルガルトである点について、追記および修正。あわせてタイトルも変更

門番は『ファイアーエムブレム 風花雪月』に登場するNPCだ。ガルグ＝マク大修道院の入り口にたたずんでおり、会話をかわすことができる。名もなきNPCであるが、実直で人情深い性格をしており、ストーリーによってその言動が変化していくことから、名前のないNPCにもかかわらず高い人気を獲得。ドラマCDに出演したり、『スマブラSP』のベレト / ベレスDLCにて背景キャラとして登場したりと、破格の待遇を受けてきた。

門番は第5回英雄総選挙より参戦。同じく『ファイアーエムブレム 風花雪月』の士官学校編に登場した、人気NPCキャラの番人と共に投票候補となった。そしてまもなく、クロムやベレト、ルフレといった主人公格のキャラを上回りトップに君臨することとなる。弊誌でも中間発表時の記事で、海外票が多いであろうことは報じた（関連記事）。公式も投票数の実態についてヒントを出している。熱心に『ファイアーエムブレム ヒーローズ』を遊んでいるプレイヤーはマリアンヌに票を投じており、同作のプレイを休止しているプレイヤーはエイリークに投じたと報告。なお門番は、熱心なプレイヤーと休止プレイヤー両方から票を集めているそうだ。なお本日公開されたフェーちゃんねるによると、得票数のうち『ファイアーエムブレム ヒーローズ』をプレイしているユーザーの割合は72.5%とのこと。非プレイヤーからの投票数が4分の1近いという点も、考慮には入れるべきだろう。

門番の人気は、本来のキャラ人気なのか。それともネットミームとしての面白がり票が集まったのか。Redditでも議論がかわされており、やはりその答えは出ない。戦闘要員ではない単なるNPCが1位になることへの抵抗感を示す人々もいれば、ダークホースを1位にしたいと奮闘する人々もいた。理由をひとつにまとめることは困難。さまざまな要因が絡み合ったことで、門番1位という結果が生まれたのだろう。なお、一度当選した英雄は次回以降登場しないというルールがあるため、門番は次回以降の英雄総選挙に出なくなる。

今回の総選挙は門番だけが見どころではない。ヒルダとのコンビが輝く淑女マリアンヌが女性編1位に輝いたり、お騒がせ引きこもり娘ベルナデッタが女性編4位にランクインしたり、『ファイアーエムブレム 風花雪月』DLCにのみ登場するユーリスが男性編6位にランクインしたりと注目ポイントは多い。門番の結果だけが第5回英雄総選挙ではないので、自分の推しキャラが何位に入ったのか見てみるのも楽しそうだ。

なお『ファイアーエムブレム ヒーローズ』は4周年記念キャンペーンを予定。数多くのオーブが配られるログインボーナスや特別ミッションなども用意される。大規模キャンペーンになっているので、門番の話題を見て興味を持った方はゲームを始めてみてもいいかもしれない。『ファイアーエムブレム ヒーローズ』は基本プレイ無料タイトルとして、iOS/Android向けに配信中だ。