わずか3人の開発者が手がける新作ゲーム『Prey for the Gods』が正式発表。国内外で雪原版「ワンダと巨像」の評、エンジンにはUnity使用
米国カリフォルニア州サンフランシスコに位置するデベロッパーNo Matter Studiosは、新作ビデオゲーム『Prey for the Gods』を正式発表した。国内外を問わず、特に海外では多数のメディアに発表直後から取り上げられており、多くの記者が雪原版『ワンダと巨像』だと評している。まだまだ詳細は明らかにされていないが、わずか3人の開発者たちによって制作されているとのことで、今後注目すべきタイトルの一つとなりそうだ。
永遠に冬が終わらない世界
『Prey for the Gods』の世界は“永遠に終わらない冬”を迎えており、世界は徐々に死に絶えつつあるという。プレイヤーはたったひとりで世界の果てへと送られた救世主となり、自身が信じてきた巨大な神々と戦いつつ、いつまでも続く冬の謎を解き明かすことになる。
物語やゲームプレイの詳細はまだ明らかにされていないが、PlayStation 2向けに2005年リリースされたTeam ICOの『ワンダと巨像』に酷似しているシーンがいくつかあり、同作の雛形を採用した作品であることは間違いなさそうだ。トレイラーでは主人公と思わしき人物が弓矢を放ったり、巨大な神の背を登っていくシーンが確認できる。また『ワンダと巨像』は国内で2005年10月27日、米国では2005年10月18日に発売されており、今月でちょうど10周年を迎えている。この時期に『Prey for the Gods』を発表したというのも、『ワンダと巨像』を意識してのことではないかと予想してしまうところだ。
なお『Prey for the Gods』のゲームジャンルはまだ明らかにされておらず、『ワンダと巨像』同様の3Dアクションゲームになるのか、あるいは近年流行しているサバイバルなど新たな要素を盛り込んでくるのかは、続報に期待したい。本作はUnityにて開発されており、対象プラットフォームはWindows/Macとされている。