オープンワールド推理ADV『Sherlock Holmes Chapter One』最新映像公開。クエストのボリュームや変装要素などを開発者が解説

Frogwaresは1月21日、オープンワールド推理アドベンチャーゲーム『Sherlock Holmes Chapter One』の最新映像を公開。クエストのボリュームや変装要素などを開発者が解説している。

デベロッパーのFrogwaresは1月21日、オープンワールド推理アドベンチャーゲーム『Sherlock Holmes Chapter One』の最新映像を公開。本作のゲーム内容についてのファンからの質問に、マーケティングマネジャーのSergey Oganesyan氏が回答した。

本作は、シャーロック・ホームズをテーマにした推理アドベンチャーゲームシリーズの最新作。本作では、名探偵と呼ばれるようになる前の、まだ駆け出しである21歳のホームズ青年が主人公。彼は母親が亡くなったことを受けて、地中海の孤島を訪れる。母の死には謎があり、ホームズはその真相を求めて地中海までやってきたのだ。

今回のQ&A映像では、まず『Sherlock Holmes Chapter One』のボリュームから回答。本作には、ひと続きの物語として5つのメインクエストが用意され、さらに30種類以上のサイドクエストの収録が予定されているという。サイドクエストの中には、メインクエストと同じ規模の大きな事件も存在するそうで、メインクエストだけを追えば12〜15時間でクリアできるが、本作のすべてを体験するとなると40〜50時間はかかるだろうとしている。

メインクエストでは、ホームズの母親の死にまつわる物語が展開する。ただ、若きホームズは探偵としての自らの能力を証明しようと躍起になっており、島で出会うあらゆる事件にも首をつっこむことに。これがサイドクエストなどのかたちで用意され、島の人々の間での事件もあれば、ホームズに直接関係するものもあり、中には彼の過去に触れる事件も存在するとのこと。また、物語に関連して誰かと戦うようなゲームプレイも用意されているそうだ。


本作はオープンワールドを採用しており、最初のメインクエストをクリアした後は、島内を自由に行動可能。いつどのようなクエストに挑戦するのかも、自由に選びながらゲームを進めることができるそうだ。また、すべてのメインクエストおよび多くのサイドクエストでは、プレイヤーの選択によって結末が変化。エンディングも複数用意されているという。

Frogwaresがこれまでに手がけた『シャーロック・ホームズ:罪と罰』や『シャーロック・ホームズ -悪魔の娘-』といった作品では、ある事件について複数の容疑者が浮上した場合、任意の人物を犯人にすることができた。推理を重ねた上ではあるが、仮にその人物が真犯人ではなかったとしても、事件を解決させることができるユニークなシステムだ。こうした要素は本作にも受け継がれる。真犯人を導き出すには、どれだけ多くの証拠を集められるか、またその証拠に隠された情報を読み解けるかにかかっている。


上述したシリーズの過去作では、ホームズの衣装など見た目のカスタマイズが可能だった。本作にはこの要素も用意されており、ゲームプレイを通じて、あるいは購入によって新たな衣装を入手可能。そして、特定の衣装に身を包むことで、特別なエリアに入ることができたり、コミュニティからの信頼を得ることができるという。見た目を変えて楽しむだけでなく、変装としての機能もあるのだ。アザやシワを足して、年齢を偽ることも可能とのこと。

カスタマイズ要素は、島でホームズが暮らす部屋にも及ぶ。新たな家具などを配置して自分好みの部屋にすることができ、そうしたカスタマイズアイテムは、ショップで購入したり報酬として獲得できる。

今回のQ&A映像ではこのほか、一部声優も紹介。ホームズ役は、前作『シャーロック・ホームズ -悪魔の娘-』から引き続きAlex Jordan氏が担当し、ホームズの相棒となるジョン役はWil Coban氏が担当。ジョンは、ホームズの唯一の親友だとされているが、何者なのかは謎に包まれている。なお、ワトソンは本作には登場しない。

『Sherlock Holmes Chapter One』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに、2021年発売予定だ。Steamのストアページによると、日本語表示にも対応する模様である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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