南極サバイバルホラーゲーム『Buried in Ice』発表。仲間すら信じられない状況で、謎の“物体”が潜む極寒の地を生き残れ
デベロッパーのLiquid Engine Developmentは1月18日、サバイバルホラーゲーム『Buried in Ice』を発表した。対応プラットフォームはPCおよびコンソール。発売時期は未定である。
『Buried in Ice』は、南極大陸を舞台にするサバイバルホラーゲームだ。主人公は、火災が発生した米国の基地にてただひとり生き残ったKurt。しかし彼は、基地を破壊し隊員たちを殺したと疑われ、後から基地に駆けつけたらしき人たちによって牢屋に入れられた状態にある。なす術なく疲れ果てたKurtはただ、「この“物体”は私が持ち込んだのだろうか。それとも、“それ”は私に新たな人間を探させようとしているのだろうか」と思いを巡らしている。
本作にてプレイヤーは、極寒の南極を生き抜くことが求められる。寒さをしのぐための暖房設備には電力と燃料が必要だ。また、ここでは何らかの理由により汚染が広がっており、安全な食料を見極め入手しなければならない。さらに、肉体的・精神的な健康の維持も求められ、ストレスが限界を超えると、仲間を傷つけたり破壊行為に走ったり、あるいは自殺を図る可能性まであるという。
サバイバルにおいては、仲間となるNPCの協力を得られる模様。良い人間関係を築き、チームワークを活かすことで生き残る可能性を高められる場合もあるとのこと。ただし、全員が揃って生き残るのは難しいらしく、どのような判断を下すのかはプレイヤー次第となる。自らの生存を優先して仲間を裏切ったり、殺してしまうことも可能だ。本作では、銃や火炎放射器などの武器も登場する。
さらに、この場所には主人公のKurtが“物体(Thing)”と呼ぶ謎の存在がいる。それは人間と同化することができるようだ。つまり、目の前にいる仲間は人なのかそうではないのか、疑心暗鬼になりながらのゲームプレイとなる。仲間の協力は必要だが、誰も信用することができない状況のなかでサバイバルをおこない、南極から脱出するか、“それ”を殺すことを目指すのだ。
本作は、1982年公開の映画「遊星からの物体X(The Thing)」からインスピレーションを得て開発されているとのこと。舞台設定から“物体”の存在まで、同作の影響をかなり受けていることがうかがえる。主人公の名前がKurtというのも、同作の主役カート・ラッセルにちなんだものかもしれない。
『Buried in Ice』は、PC(Steam)/コンソール向けに開発中。発売時期は未定だ。