無重力FPS『Boundary』は2021年夏にPS4とPCで発売へ、日本語にも対応予定。 宇宙空間を縦横無尽に飛び回る新感覚シューター
パブリッシャーのSkystone Gamesは1月14日、無重力の宇宙空間が舞台のマルチプレイFPS『Boundary』を2021年夏に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4とPC(Steam)を予定している。Steamの表記では日本語にも対応予定。
『Boundary』は中国のインディーデベロッパーSurgical Scalpelsが開発しているマルチプレイFPSだ。本作は「Netflixの番組より宇宙軍の数が多い近未来」が舞台。プレイヤーは重武装した宇宙飛行士となって、低重力下での作戦を遂行する。Unreal Engine 4で描かれるグラフィックも美しいチーム制FPSとなっている。
『Boundary』の戦闘は無重力状態で展開される。プレイヤーは武装した宇宙飛行士となり、敵チームの制圧を目指す。本作の戦場は惑星軌道上に浮かぶステーションの周りの空間だ。立体的なマップの中では、縦横と上下方向へ移動することができ、重力に縛られない自由な移動が可能となっている。無重力は移動に多くの可能性を拓くと同時に、多くの挑戦をプレイヤーへもたらす。敵チームもあらゆる方向からやってくるため多くの警戒が必要だろう。
移動手段は船外活動ユニットへ取り付けられたスラスターが中心となる。またグラップリングフックを発射できるため、無重力を利用した大胆な移動にも使用できそうだ。3次元的な環境を上手く利用して、立ち回る必要もある。浮遊するデブリを盾にしたり、ステーションのソーラーパネルを隠れ蓑にして待ち伏せする作戦もできるという。
本作はクラス制が採用されており、各クラスに固有のアビリティが存在している。アサルターは自身にアドレナリン注射を打って感覚を強化でき、スナイパーは補助アームを使用して精密な射撃を行える。ほかのクラスとしてはリーコンやメディック、フランカー、サポートが存在する。宇宙戦闘用の銃も自由度の高いカスタマイズが可能。アサルトライフルやSMG、スナイパーライフルが存在しており、グリップやストック、バレル、さらに弾薬なども、プレイスタイルに合わせて変更できるようだ。
本作はSkystone GamesとHuya Gamesがパブリッシングをおこなう。Skystone Gamesは、Blizzard Northの共同設立者であり『Diablo』の開発者でもあるDavid Brevik氏が2020年に立ち上げたパブリッシャーだ。本作は中国からゲームを世界へ向けて発信する「China Hero Project」の一環として開発されていた。2020年内の発売を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期されていたという。
『Boundary』は2021年夏、PlayStation 4とPC(Steam)向けに発売予定だ。