雲を突き抜ける飛行船アドベンチャー『Cloud Jumper』発表。浮遊島で暮らす人々を助けるため大空を探索
デベロッパーのHyper Luminal Gamesは12月28日、現在開発中のアクション・アドベンチャーゲーム『Cloud Jumper』を正式発表し、トレイラーを公開した。本作は大空を舞台に、ゆったりとした時間を過ごせる作品だという。
『Cloud Jumper』は、空飛ぶタグボートに乗り大空を探索する、シングルプレイのアクション・アドベンチャーゲームだ。舞台となる空にはいくつもの浮遊島が存在し、Infinite Lighthouseと呼ばれる灯台の存在によって、千年もの間それぞれの繋がりが維持されてきた。しかしある日、灯台の灯が消えてしまったことで、嵐に断絶された島々は孤立。そこで、嵐を乗り越えられるタグボートを持つ、Cloud Jumperである主人公が手を貸すこととなる。
空の世界には小さな浮遊島が点在。ペリカンや犬、カメレオン、ドラゴンなどの動物たちが暮らしており、また飛行船の港や店、酒場などの施設を営んでいる。プレイヤーはそうした孤島を訪れ、困っている者たちを助けるため空を駆け回るのだ。トレイラーでは、町長から依頼を受け、タグボートを使って港のドックを修理したり、島の周囲にある霧を吸い取ったりする場面が見られる。
港のドックの修理にあたっては木の板や丸太が必要なようで、入手できる島を求めて探索することになるのだろう。タグボートは空を自由に飛行でき、ブーストしてより速く航行することも可能。雲に飛び込むことで、ブーストゲージをチャージできるようだ。
タグボートはアップグレード可能。その方法としては3種類あり、まずはトレーダーとして島々を巡って物資を売買したり、あるいはクラフトするというもの。ふたつ目は、探検家としてまだ地図に載っていない島を見つけ出すこと。そして、研究家として発見した古代遺物を読み解き、長いあいだ忘れられていた物語を知ることでもアップグレードできるという。
どのように船が強化されるのかはまだ明かされていないが、こうした目標をこなすことで探索範囲が広がり、遠くの島の住民に出会えるようになるのかもしれない。そうして大空を冒険しながら、最終的には灯台の光を取り戻し、散り散りになった人々の繋がりをふたたび取り戻すのだ。
本作は、明るくポップな世界観が印象的である。どこか懐かしさを覚える低解像度の3Dグラフィックに、現代的なポストプロセスエフェクトを組み合わせることで、独特のビジュアルを生み出している。本作の制作にあたって開発元Hyper Luminal Gamesは、ドット絵アートやスタジオジブリ作品からインスピレーションを得ているそうだ。
『Cloud Jumper』は、PC向けに開発中。発売時期は未定だが、Steamのストアページでは「Coming soon」と案内されている。