『ファイナルファンタジー16』主人公やストーリーの詳細が明らかに。発表映像の意味もさらに理解できるように
スクウェア・エニックスは10月29日、『FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16)』の公式ティザーサイトを公開。同作における世界観などを明らかにした。『ファイナルファンタジー16』はPS5向けタイトルとして、今年9月に電撃発表された作品。そのダークな世界設定が徐々に判明しつつある。
『ファイナルファンタジー16』は、「クリスタルの加護を断ち切るための物語」と銘打たれた作品。ジャンルはアクションRPGである。舞台となるのは、クリスタルの加護を受けし大地ヴァリスゼア。この地では、クリスタルの巨塊”マザークリスタル”によってエーテルが供給され、剣と魔法の世界で人々は安息に暮らしていた。ロザリア公国、ザンブレク皇国、ウォールード王国。それぞれの国がマザークリスタルを保有することで均衡が保たれていたが、世界が“黒の一帯”に蝕まれることで、そのバランスが崩れていく。
主人公となるのは、クライヴ・ロズフィールド。ロザリア公国の第一王子であるクライヴは、フェニックスのドミナント(召喚獣を自らの身体に呼び下ろす能力)の覚醒ができなかった青年。しかしその後訓練を積み、実力によってナイトの称号を得る。ドミナントとしてフェニックスを内に宿した心優しき弟ジョシュアの盾として活躍するも、やがて悲劇に巻き込まれて、復讐者となっていく。
先日公開されたティザートレイラーでは、その惨劇を示唆するシーンが度々映されていた。ジョシュアが血を浴びて発狂するシーンや、ジョシュアを止めようとするシーン、クライヴらしき人物が「やめろ、やめてくれ、弟なんだ」と叫んでおり、ジョシュアが悲劇に絡んでいる可能性はあるだろう。発表当時としては謎めいたムービーであったが、公式サイトにて世界やキャラ設定を確認することで、その意味がより理解できそうだ。
『ファイナルファンタジー16』は、『ファイナルファンタジー14』を手がけた第三開発事業本部が開発を担当。『ファイナルファンタジー14』をはじめ、数多くの作品にてバトルデザインなどを手がけてきた髙井浩氏がディレクターを担当。プロデューサーとしては吉田直樹氏が名を連ねている。スクウェア・エニックス公式サイトの開発スタッフ募集ページでは、同作の開発状況が伝えられており、「既に基礎開発やシナリオの制作は完了しており、各種開発ツールの拡張をしつつ、大規模なリソース制作、ボスバトルの構築を続けている状況にあります」と記載されている。
発売時期は未定とされているが、徐々にその内容について明かされていくだろう。『ファイナルファンタジー16』は、PS5向けに発売予定だ。