イカダ漂流サバイバルゲーム『Raft』同時接続プレイヤー数が急上昇し、Steamで過去最高に人気。大型アップデートをきっかけに
現在Steamにて早期アクセス配信中のイカダ漂流サバイバルゲーム『Raft』のプレイヤー数が急増しているようだ。本作は、Steamのユーザーレビューにて90%以上が好評とする「非常に好評」を得ており、またストアでの露出も多いためポピュラーな作品のひとつだといえる。そんな本作が、今月に入って過去最高の同時接続プレイヤー数を記録。きっかけは大型アップデートの配信にあるようだ。
『Raft』は、2018年5月にSteamにて早期アクセス販売を開始し、同時接続プレイヤー数にしてピーク時に2万人弱とまずまず良好なスタートを切った。その後は3000人前後で推移しながら、セールのたびに一時的なプレイヤー数の増加を見つつ、今年10月8日時点では約4800人。特別大きな賑わいを見せているわけではないが、多くのファンが定着していることがうかがえる。そんななか翌10月9日になると、同時接続プレイヤー数は急に2万人超え。11日には約4万2000人にまで増加した(Steam Charts)。
Twitchでの本作のゲームプレイ配信の視聴者数も、10月9日を境に増加。それまで3桁で推移していたところ、突如1万人を超え、10月14日のピーク時には約8万5000人に達している。本作のローンチ直後にはまだ及ばないものの、この数日間は右肩上がりの増加傾向にある(GitHyp)。この節目となった10月9日というタイミングには、冒頭で触れた大型アップデートが配信されていた。
開発元Redbeet Interactiveは10月9日、本作として12回目のアップデートとなる「The Second Chapter」を配信。目玉となるのは新たなロケーションの追加だ。砂漠地帯を有する島「Caravan Town」と、放棄された都市が存在する「Tangaroa」、またほかにも小さな島を複数追加している。こうした新たな環境には新規の敵キャラクターも用意。Caravan TownにはMudhogsと呼ばれる豚のような動物が生息し、Tangaroaでは電撃を放つロボットのButler Botsに出会うことができる。
このほか、プレイヤーからのリクエストが多かったバッテリーチャージャーやジップライン、植物や動物に自動で水を与えられる新たなタンクや浄水器、埋もれた素材の発見に役立つ金属探知機などのアイテムも追加。これに合わせて、より容量の大きなストレージも用意された。また、栽培可能な植物やデコレーションアイテムの種類も追加され、より豊かなサバイバル生活を楽しめるように。多数のバグ修正もおこなわれている。
大型アップデートの配信に合わせてプレイヤー数が増加するというのは珍しい現象ではないが、今回のような著しい急上昇を見たのは本作においては初めてのこと。Steamでは、アップデート配信後に好評に投じるユーザーレビューも急増しており、追加コンテンツの評価が高いことがうかがえる。もちろんこの中には、本作を初めて触れて気に入ったプレイヤーも含まれていることだろう。
『Raft』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。日本語表示にも対応している。