対恐竜Co-opシューター『Second Extinction』Steam早期アクセス配信開始。ミュータント化した恐竜から地球を奪還せよ
スウェーデンのスタジオSystemic Reactionは10月13日、『Second Extinction』のSteam早期アクセスを開始した。価格は2570円で、日本語にも対応。Xbox One/Xbox Series X|S向けの販売も予定されている。
『Second Extinction』は最大3人での協力プレイに対応した、対恐竜FPS。『Just Cause』シリーズで知られるAvalanche Studios Group傘下のSystemic Reactionが開発を担当している。『Generation Zero』を手がけていたスタジオだ。
『Second Extinction』の世界では、ミュータント化した恐竜の台頭によって人間たちが地球から避難せざるを得なくなっている。宇宙ステーションでの生活を余儀なくされた人類は、地球奪還・打倒恐竜を目指す組織ERAの「撲滅隊(Extinction Unit)」の活躍に希望を託す。プレイヤーは撲滅隊の一員として、ミュータント化した恐竜が闊歩する危険地帯にてミッションに挑む。
持ち込む武器・投てき武器などのロードアウトを決めたらドロップシップに乗り込み、配備ポッドでマップへと降下。ミッション内容は、目標物の回収、恐竜の巣の破壊、通信の途絶えた部隊の調査など。ティラノサウルスのレックス、固い甲殻に守られたアンキロサウルスの変異体フラットバック、地中に潜り込んで奇襲を仕掛けてくるディガー、電撃攻撃によって動きを封じてくるラプターといった恐竜たちに対処しながら任務を遂行。任務を達成したら脱出用ドロップシップの呼び出し地点まで戻り、ドロップシップ到着までの間、恐竜からの最後の襲撃を耐え凌ぐのだ。
現在遊べるツンドラマップは7つの地域に分かれており、それぞれに脅威レベルが設定されている。ミッション難易度・報酬・獲得できる素材は、ミッション目標となる地域の脅威レベルに左右される仕組みだ。天候や時間帯の変化要素もある。また本作には「戦争努力(The War Effort)」というメタゲーム要素があり、プレイヤーの行動によってマップの脅威レベルが変化する。多くのプレイヤーがミッションに失敗したり、ミッションを避けた地域は、恐竜の活動が活発になっていくのだ。
操作キャラクターは4体から選択可能。それぞれ持ち込める武器種および使用できるアビリティが異なる。「ROSY」はミニガンを持ち込める屈強な兵士。伝導性の鉄塔を配置していき、帯電バリケードを張れる。またチームメイトをほめることで体力回復・防御ブーストをかけるという、ムードメイカー的な存在でもある。「AMIR」はサテライト監視によって近くにいる敵を短時間ハイライト。また軌道周回ステーションからの精密攻撃を要請し、特定エリアを爆破する。
「ORTEGA」はメイン武器を2種類装備できる武器マスター。高速ダッシュや、一時的に攻撃力が増加する戦闘ハイのアビリティによって果敢に攻めていく。「JURGEN」はステルス行動時に重宝する老兵。フェロモン入りの小瓶をまいて一時的に敵から探知されなくする。粘着性爆薬を投げることも可能。それぞれのアビリティを駆使して、恐竜の大群に立ち向かっていくのだ。
基本的には、メイン武器1種(ORTEGAは2種)、サブ武器1種、投てき武器1種、ペイロード要請1種、回復アイテム1種からなるロードアウトで戦場に向かうことになる。投てき武器はフラググレネード・焼夷グレネード・ショックグレネード・弾薬パック・跳躍地雷などで、1度に持ち運べる個数には制限あり。ペイロード要請は、弾薬や装備キットの物資ドロップ・回復ステーションの展開・空爆要請などで、クールダウン制につき何度でも呼べる。
戦闘においては大量の弾薬を消費するが、物資ドロップの要請やマップ各所での補充など、弾薬を確保する方法は複数用意されている。ただし弾薬が不足する時というのは、戦闘が長引き恐竜に追われているケースが多い。そのため物資ドロップを呼び出すタイミングや場所はある程度注意せねばならないだろう。持ち込める武器やペイロードの種類は、ゲームを遊んでレベルを上げるとアンロックされていく仕組みだ。
早期アクセス配信開始時点では、マップ1種・メインミッション6種とコンテンツ量は少なめ。やり込み要素としては、先述したレベルアップによる武器のアンロックのほか、週次で更新されるチャレンジ要素の「契約」や、武器のアップグレード機能が存在する。戦場で集めてきた素材を消費することで、アサルトライフル・スカウトライフル・ショットガン・SMG・ミニガン・グレネードランチャーといった銃器の性能を強化する機能だ。武器の火力や操作性をアップグレードすることで、戦闘が楽になっていく。また将来的には複数の難易度が導入されるということで、高難度ミッションに挑むための準備にもなりそうだ。
Steamでの早期アクセスが始まったばかりということもあり、まだ不具合が多め。回復ステーションが仲間を回復しなかったり、マップ画面から抜け出せなくなったり、マッチメイキングが正しく機能しなかったり。多くは不具合リストにて記載されており、今後の改善が期待される。『Second Extinction』の早期アクセス期間は決まっておらず、定期的なアップデート情報をできるだけ迅速に届けていくとのこと。近々の予定としては、10〜11月に新しい変異個体、ミッション難易度選択機能、出現イベント(高脅威領域における戦闘体験を変えるもの)を追加。その後、ロケットランチャー・新機能(フリーローム、アーマー強化)・シーズンイベント・Hordeモード・新ヒーロー・新恐竜の追加やQoL改善などが計画されている。