SFRPG『アウター・ワールド』Steam版が10月23日発売へ。銀河の最果てにあるコロニーで大冒険

SFRPG『アウター・ワールド』Steam版が10月23日発売へ。銀河の最果てにあるコロニーで大冒険。『アウター・ワールド』は『Fallout: New Vegas』で知られるObsidianが開発した一人称視点RPGだ。

Private Division/Obsidian Entertainmentは10月10日、『アウター・ワールド(The Outer Worlds)』のSteam版を10月23日に発売すると発表した。日本語字幕・インターフェイスにも対応。PC版はEpic Gamesストアにて昨年10月に発売されており、このたび同ストアにおける1年間の時限独占期間が終了し、Steamでのリリースを迎えることになった。


『アウター・ワールド』は、『Fallout: New Vegas』『Pillars of Eternity』などで知られるObsidian Entertainmentが開発した一人称視点のSFRPG。巨大宇宙船ホープ号内で70年間コールドスリープしていた主人公は、フィニアス・ウェルズ博士の手によって覚醒に成功。そこは地球から遠く離れた、銀河の最果てにあるコロニー「ハルシオン」であった。同星系は巨大企業が牛耳っており、資本主義を極端に推し進めた未来社会が構築されている。ウェルズ博士は、コロニーが抱えている深刻な食糧難という問題を解決すべく、コールドスリープ中のエリート人材の復活を試みていた。一足早く目覚めた主人公は、宇宙船アンリライアブルの船長となり、コロニーを救う、あるいは破滅へと追いやる冒険に旅立つ。

冒険の舞台は複数の天体および地域に分割されており、地球に似た惑星「テラ2」、野蛮な生物が闊歩する衛星「モナーク」、軌道ステーション「グラウンドブレーカー」など、宇宙船に乗ってさまざまなロケーションに移動しながら、各地で起きている勢力争いに巻き込まれることに。 ダークなユーモアを交えつつ、白黒はっきりしない政治的な駆け引きが続き、主人公が肩入れする派閥・人物によって派閥間の関係や各地域の未来が決まっていく。クエストのアプローチ方法は複数用意されており、はっきりとは説明されない思わぬ解決方法も用意されている。


本作ではゲーム冒頭で主人公の外見や得意・不得意分野を決め、レベルアップを通じてスキル・特性(Perk)ポイントを取得/割り当て。戦闘に特化するなり、会話系のスキルにポイントを振って話術で難所を切り抜けるなり、好みのプレイスタイルで遊べるようになっている。さらに同じ敵からダメージを受け続けたり、特定の行動を繰り返したりといった条件を満たすと「欠点」効果の付与機会が訪れる。マイナス効果が付くかわりに、追加の特性ポイントが得られるというもので、欠点を受け入れて冒険を進めるかどうかは、プレイヤー次第となる。

また戦闘時には、時間の流れを一時的にスローモーション化する「タクティカル・タイム・ディレーション(TTD)」能力を活用可能。攻撃・移動といったアクションを取らない限り、TTDの消費メーターは非常にゆったりとしたペースで減っていく。そのためFPSが苦手なプレイヤーでも、じっくりと狙いを定めたり、次の作戦を練ることができる。旅の途中で出会うコンパニオンNPCは一度に最大2体まで同行。戦闘の手助けだけでなく、クエストの途中で自分の意見を述べたりといった支援をしてくれる。コンパニオンNPCにも独自のスキルツリーがあるほか、装備する武器・防具、戦闘時の振る舞い方を選択可能だ。


なお今年9月には、PC(Epic Gamesストア)/PS4/Xbox One向けにストーリー拡張DLC『アウター・ワールド: ゴルゴンに迫る危機』が配信された(後日Nintendo Switch向けにも配信予定)。新エリアであるゴルゴンの小惑星に向かい、大企業スペーサーズチョイスの新たな秘密に迫る内容となっている。パルプ・ノワールの要素を盛り込んだ新たなクエスト群にて、同社の薬品「アドレナタイム」の起源が明らかに。メインキャンペーンの一部として溶け込むよう作られており、新規にゲームを遊び始めるプレイヤーでも導入しやすいDLCだ。

『アウター・ワールド』はPC(Epic Gamesストア)/PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けに配信中。Steam版は10月23日に配信される。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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