『Call of Duty: Black Ops Cold War』ではコンソール版にも「FOVスライダー」を導入。PS/Xboxユーザーも視野角調整可能に
デベロッパーのTreyarch Studiosは10月8日、『Call of Duty: Black Ops Cold War』のベータテストにて体験できるコンテンツの概要を発表した。またこの中では、PC版だけでなくコンソール版にも「FOVスライダー」を用意することを明らかにしている。
FOV(Field of View)スライダーとは、プレイヤー視点の視野角を調整する設定のことで、設定値を大きくすると上下左右の視野が広がる。視野角が広いと一度に得られる情報量は多くなるが、相対的に敵が小さく表示されるほか、描画により負荷がかかりフレームレートの低下などグラフィック面に影響が出る可能性もある。また、視野角の大小によって移動時などの体感速度も変化し、人によっては3D酔いに繋がることもある。そのため、自身に合った設定をすることができるFOVスライダーの実装が好まれることが多い。
コンソール向けのタイトルでは視野角が固定されていることが多いが、本作ではシリーズとして初めてFOVスライダーを導入。今回のベータテストにて早速体験できる運びとなった。本作はクロスプラットフォームプレイにも対応することから、なるべく環境を揃えたいという考えがあったのだろう。
このほかの設定項目では、HUDのカスタマイズ要素も挙げられている。プレイ中のクロスヘアやヒットマーカー、コンパス、敵・味方のヘルスバー、プレイヤー名などの表示を、個別にON/OFF可能。こちらもベータテストから試すことができる。
今年9月に実施されたアルファテストからの追加要素としては、まず新マップ「Cartel」がある。ニカラグアのジャングル地帯に存在するカルテルの拠点でのバトルを、6対6・12対12のゲームモードにて楽しめる。そして、6対6のゲームモードには「VIP Escort」が追加。ランダムに決定されたVIPプレイヤーを守る防衛側と、VIPの殺害を目指す攻撃側に分かれて戦うモードで、リスポーンは無し。防衛側は、VIPを連れて2か所ある脱出ポイントのいずれかにたどり着くか、敵チームを全滅させれば勝利となる。
12対12のゲームモードには、指定のキャプチャーポイントの制圧を目指す「Combined Arms: Assault」が追加される。キャプチャーポイントは最初はマップ中央付近に現れ、制圧するたびに敵陣地深くに次なるポイントが現れる。そうして最終ポイントを制圧すれば勝利だ。
ベータテスト2週目には、最大40人で対戦する分隊ベースの「Fireteam: Dirty Bomb」が登場する。各チームはお互いに戦いながらマップ内に点在するウランを収集し、さらに爆弾を捜索。そして集めたウランを使って起爆させればポイントを獲得できる。爆発させるたびに、一定範囲内が危険な放射能汚染地帯に変わることが特徴である。
今回のベータテストは、まず10月9日午前2時〜10日午前2時にPS4版の予約購入者が参加でき、10月11日午前2時〜13日午前2時にはさらに全PS4ユーザーが参加可能。そして、10月16日午前2時〜17日午前2時にはPC/Xbox One版の予約購入者も加わり、10月18日午前2時〜20日午前2時には全プラットフォームのユーザーに開放される予定となっている(関連記事)。
『Call of Duty: Black Ops Cold War』は、11月13日に発売予定だ。