高難度終末サバイバルADV『終わる世界とキミとぼく』Steam版が9月23日リリースへ。明日のない世界を生きようとする少年少女

Sekai Projectは9月20日、『終わる世界とキミとぼく(Living in the Ending World)』Steam版を9月23日にリリースすると発表した。

ゲームパブリッシャーSekai Projectは9月20日、『終わる世界とキミとぼく(Living in the Ending World)』Steam版を9月23日にリリースすると発表した。Steamストアページの記載によると、日本語字幕にも対応している。

『終わる世界とキミとぼく』は、国内のゲーム制作サークルilluCalab.(いるからぼ)が、iOS/Android向けに配信中の高難度なサバイバルアドベンチャーゲームである。主人公は、世界が終末を迎えた日、クラスのみんなとキャンプへ出かけていた”ぼく”。キャンプ地へ向かおうと船に乗っていたぼくは、気づけば荒廃した海岸へ漂着しており、同じように生き延びた少女マチコと2人で、終末世界を生き抜くことになる。

明日の見えない状況の中、ぼくが持っているのはなけなしの正気と、爆発の瞬間に選んだバッグだけ。誰かに助けを求めようにも、大人たちも食料を求めてさまよっているぐらいなので、救助は期待できない。飢えを満たし、1日でも長く生きるためには、自力でサバイバルする必要があるわけだ。ぼくとマチコは、朝/昼/夜の3ターンを1日として行動。安心して眠れる拠点と空腹を満たす食料、生きるための希望を求めて、変わり果てた世界を探索していく。


始まりの海岸や崩れた図書館といった場所を探索していると、何か残されていそうな廃墟を見つけたり、自分たちと同じように飢えた集団と遭遇したり、マチコがトラブルに見舞われたりなど、終末世界らしい状況がランダムに発生する。こうしたイベントには選択肢を選んで対応するのだが、選択肢の中には死に直結する行動や、何を犠牲にするか選ぶものもあり、対応を誤れば2人はあっさり死んでしまう。白黒で構成された画面と淡々としたテキスト、高い難易度のゲームプレイによって、厳しい世界が描かれていることも本作の特徴だろう。

ぼくとマチコのサバイバルの結末には、いくつかのバッドエンドとグッドエンド、マルチエンディングが採用されている。ただ生き残るだけでなく、謎を追い、世界を巡った先には、トゥルーエンドも待っている。なお本作は、知識の共有を前提に作られているという。


本作を開発したilluCalab.は、背中に乗って2人1組で空を飛ぶ東方二次創作レースゲーム『幻走スカイドリフト』、入力した言葉を魔法にして戦うローグライクRPG『魔法の女子高生』などを手がけてきた国内のゲーム制作サークル。先行してリリースされているスマートフォン版では、App Storeの評価が4.2、Google Playの評価が3.8になっており、運要素や難易度によって評価が割れているようだ。。

『終わる世界とキミとぼく』Steam版は、9月23日リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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