『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』最新パッチは修正点1000個以上。エンドコンテンツ「メガハイブ」の配信も始まる

『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』最新パッチは修正点1000個以上。エンドコンテンツのひとつ「メガハイブ」の配信も始まった。

スクウェア・エニックスは9月18日、『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』パッチ1.3.0の配信を開始した。パッチ1.3.0は本作の発売後もっとも大規模なアップデートであり、修正点は1000個以上。不具合の修正に注力しており、グラフィック関連の小さなバグ修正から、ミッション進行を妨げる現象の解消まで、大小さまざまな問題が改善された。ミッション報酬が正しく付与されない、マッチメイク機能が正しく動作しないといった点への対応も含まれている。

ギアまわりの不具合としては、高レベル帯のミッションにおいてもパワーレベル1や低レアリティのギアが報酬として付与される問題が解消された。クリアまで長時間を要するエリートヒロイックハイブのクリア報酬としてパワーレベル1の報酬が手に入ることもあり、時間のロスという意味でも問題視されていた点だ。またエピックレアリティのギアにて、ヒーロー固有のパークが付かないという不具合も修正。パワーレベル130以上のエキゾチックギアは、必ず他レアリティのギアよりも優れたヒーロー性能補正値になるよう調整された。

チャレンジカードに関しては、進行状況を正しく追ってくれない、特定の状況下においてチャレンジカードが進行しないといった問題を解消。関連して、本作のコンテンツ更新・チャレンジリセットの日時を、今週から太平洋夏時間の木曜午前10時(日本標準時の金曜午前2時)に変更すると告知。今週のチャレンジに挑める期間が短縮されることを踏まえて、各ヒーローに22チャレンジポイントが付与された。ポイントを取得できるのは日本標準時の9月25日午前2時までなので、プレイしている方は、それまでに各ヒーローのチャレンジカードページを開いておこう。

PlayStation 4版固有の修正点としては、マッチメイクのフィルター機能を改善することでマッチ検索時間を短縮。マッチメイクのアルゴリズム変更によりサーバーのロードおよび検索時間のさらなる改善が図られたという。本作はマルチプレイを想定したライブサービス型のゲームであるものの、不具合の影響もあり、非常にマッチングしづらいという問題を抱えていた。今回のアップデートにより、体験向上が期待される。PC版固有の修正点としては、CPUパフォーマンスの改善、メモリー使用量の削減、設定画面へのバックアップセーブメニュー追加、マウス/キーボードUIの改善などが含まれている。


現在対応中の問題もいくつか記載されている。ファクションごとのデイリー任務およびヴィランセクターミッションを受け取れない(完了済みと表示されたまま更新されない)問題。最大ヒーローレベルである50に到達しても、スキルツリーアンロックに必要なポイントがひとつ足りない問題(ハルク、カマラ、ソー、ブラック・ウィドウが対象)。PlayStation 4版のトロフィーが解除されない問題などだ。

9月18日には不具合修正を中心としたパッチが配信されたほか、本作におけるエンドコンテンツのひとつ、メガハイブの配信が始まった。メガハイブは、ソロで挑む高パワーレベル帯のミッション。中身は通常のハイブミッションと同等(5~6階層のAIM施設を攻略)。ただ、操作ヒーローがダウンすると、蘇生できず、違うヒーローでまた挑むことになる。操作対象として選べるのはパワーレベル140以上のヒーローのみ。週次のリセット時間までに8個分のミッションをクリアしないと、ミッションチェーン報酬はもらえず。途中で操作対象にできるヒーローが全員倒れるとミッションチェーン自体がリセットされる。


通常のソロプレイ時と同様にAIコンパニオンが追従。ヒーローを1体でも必要パワーレベルまで育てていれば挑戦できるが、その場合1回ダウンすれば最初からやり直しとなる。複数のヒーローを育てておけば、より挑みやすくなるだろう。ミッションチェーンの進行が進むにつれて報酬が豪華になっていき、見事ミッションチェーンを最後までクリアすると、希少リソースや、ほかでは手に入らないユニークな報酬が得られる。メガハイブは週次でリセットされ、新たなミッション補正付きで挑み直すことが可能だ。同コンテンツには、複数のヒーローを育て、より長く遊んでもらうインセンティブとしての役割が期待されているのだろう。

『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』はPlayStation 4/Xbox OneおよびPC(Steam)向けに販売中。今後のアップデートではQoL改善系の調整や、プレイヤーからのフィードバックに基づく機能追加/バランス調整が予定されている。また10月下旬には、コミックシリーズにて2代目ホークアイとして知られるケイト・ビショップ、11月には初代ホークアイのクリント・バートンが追加される。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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